Diary of January    Makko's Diaryの目次へ   ホームへ戻る

 

1月31日(金) Chinese New Year

今日、ダンナはインタービューを受けるために日帰りでボストンへ。車もないので自宅日にしようかと思っていたのだが、"I will give you a ride !"と言ってくれた
モニカの好意に甘えてパーティーをはしごする事に。
まず夕方の4時に行ったのはキッズ・コーディネーター主催のSachem 11/12での"Girls Tea Party"。冬休み以来プレイグループ等もすっかりサボり癖がついて
しまっていたので、久しぶりのタックキッズ・イベント参加である。会場のテーブルにはいつもとちがって白いクロスがかかっており、部屋中に単色の電飾がほどこ
されている。先に集まっていた2、3才の子供達は皆可愛らしいワンピースを着てネックレス等でドレスアップしており、子供用のテーブル&チェアの上には
おままごと用のティーセット。今日はそれらに本物のレモネードやクッキー、サンドイッチが盛られていて、一人前にジュースを注ぎあったりしながらティータイムを
楽しんでいる子供達の姿はなんとも微笑ましい。単なるジャンパースカートで参加した娘だが、"お姫様達"に交じって嬉しそうにクッキーやサンドイッチをほお
ばっていた。

ティーパーティー後はモニカ宅で1時間程時間をつぶし、今度はモニカ一家全員と一緒にウィットモア寮へ。今日は中国人タッキーズによって旧正月、"Chinese
New Year"パーティーが催されるからである。昨年の4月に日本人による"Fujiyama Night"が開催された同じ場所が今日は中国風に飾り付けられており
(アメリカ人にその違いがわかるかどうかは怪しいが)、華やかなチャイナドレスを着た女性達が色っぽい。各会議室はそれぞれ書道、占い、箸を使ったゲーム
コーナー等に分かれていて、中央ホールでは太極拳を披露してくれたり"中国に関するクイズ"が出されたり。もちろん美味しい中華料理(こちらはお店から
オーダーしたらしい)も十分用意されていて、日本人よりかなり人数の少ないはずの中国人タッキーズの企画もとても盛況であった。

10時前にダンナが日本食材を一杯に積んだ車で帰宅。お米やしらす、めんたいこや油揚げ等、日本では当たり前の食材がハノーバー生活では何よりも
嬉しいお土産なのである。

1月30日(木) 日本文化デモ

12時過ぎに娘をモニカ宅に連れて行ってからダンナを大学に送り、その足でレイスクールへ。今日はいよいよ日本文化のデモンストレーションの本番である。
小学3年生のクラスに行ってみると、先生や生徒達、午前中からデモをしていた日本人パートナー達もちょうど昼食から戻ってきたところ。Aさんに午前中の
様子を簡単に聞いてから午後の部開始である。
今日のデモは書道、折り紙、日本の伝統遊び、着物の4ステーションを生徒達が10人ずつ回るような形で進行。各グループの1回の持ち時間は20分である。
私とAさんの折り紙テーブルに集まってきた子供達はまずテーブルの上に飾っておいた飾り箱や組箱、鶴や雛人形等の様々な折り紙作品を興味深々に
眺めたり、手にとってみたり。「私、折り紙の本を持ってるよ。」、「お姉ちゃんの折り紙セットで一緒にカップを折ったんだ。」、「前に皆で鶴を1千羽も折ったよ。」
等、自分の折り紙経験を誇らしげに話してくる子供達もいてとても可愛い。
子供達に挨拶をするといよいよ「かぶと」作り。ダウンロードした鎧兜の写真を持参したのは大成功で、子供達は「かっこいい!」、「こんなに重そうなのを
かぶって戦うのは大変だね。」等と写真をじぃ〜っと覗きこむ。
全員に新聞紙を1枚ずつ配って床の上で作業を開始する段階になると、「折り方知ってるよ!」という子も各グループに1、2人いたので、「じゃあ、お友達に
教えるのを手伝ってね。」とその子達を巻き込み、各グループの全員がなんとかかぶとを完成させる事ができた。
お土産のぴょんぴょんがえるも好評。実演してから「高く飛ぶのをよーく選んで持って帰ってね。」と言うと、机の周りに子供達の人差し指がわーっと集まり、
あちこちでカエルが跳ねまわった。

全てのステーションが終わると最後はドキドキの生け花デモである。デモ用テーブルを扇型に囲むようにして約90人の子供達、そして先生方が教室前の
ホールに座り込む。今回の持ち時間はたったの15分なので使用する花材と生け花に使う道具の説明を簡単に済ませると、Aさんは早速生け込み作業に
入った。Aさん自身は「嵯峨御流」経験者なのだが、こちらで入手できる道具および英文テキスト等は草月流の物が中心だったために今日は草月流に
生けてもらう事に。
用意してきた原稿をもとに、Aさんの生け込む順番通りに草月の花型を作り上げるそれぞれの主枝の長さや特徴等について説明していく。100人近くの視線
がAさんの手元に集中する中、聞こえるのは自分の声のみ。生け込みが終わる前に用意してきた原稿が終わってしまうと実に辛い沈黙が流れるのである。
「ひゃ〜、もっと準備してくればよかった〜。。。」と焦りつつ無理矢理アドリブを入れてみるとかえってはまってしまったり(笑)。そうこうしているうちに作品も完成
し、最後のステーションも無事終了。ほっとした気分で小学校を後にしたのであった。

それほど準備に時間をさいた訳ではないのだが、デモが終わるまではなんとなく落ちつかなかったのでちょっとした開放感である。とは言っても試験後のダンナの
嬉しそうな様子とは比べ物にならない程度のもの。やはり充実感とは努力の度合いに比例するものなのである。

1月29日(水) ギフトカード紛失

ダンナの送迎の帰りに図書館によってビデオを返し、その足でおもちゃ屋に行こうとした時点で先日もらったギフトカードが見当たらない事に気付く。
「もえちゃん、何買ってあげようか。お人形さんのお洋服とパワーレンジャーのロボット買おうか。」等と、景気のいい話を娘にしていたので、一旦家に戻って
心当たりのある場所は全て探したのだが結局見つからず。そのうちどこかから出てくると信じたいのだが、普段から探し物はかなり得意な方なので、どこかで
落としてしまったんじゃないかとしか思えない。様々な用事をまとめて済ませ、快調な滑り出しだった一日が一転するほどショックである(笑)。
「ごめんもえちゃん、おもちゃ買ってあげられなくなっちゃったよ。おもちゃのカードが見つからないんだよね。」と娘に言うと、「そっかー。見つからないんだ。じゃあ、
しかたないねー。いいよ、買えなくても。」とあっさり納得。なんて素直な娘なんでしょう。

気を取りなおして午後にプライスチョッパーとウォルマートでの買い物を済ませる。ウォルマートのおもちゃコーナーを見つけてしまった娘、「あー!、もえちゃん、
これほしい!」とパワーレンジャーのロボットを握り締めてしばらく離さなかった。「じゃあ、もえちゃんが4才になったら買ってあげるからね。今日はだめだね。」と
言うと、「じゃあ、もえちゃんよんさいのはっぴばーすでーになったらろぼっとかう!」と、またまたあっさり納得。本当に欲のない娘なのであった。
ギフトカード、どっかからひょいっと出てきてくれないかなあ。。。

1月28日(火) デモ前最終ミーティング

早朝から夜遅くまで大学にこもる予定だというので、今日も車はダンナに譲る。午後から我が家でデモ直前ミーティングがあるだけの私にとっても送迎がない
方が好都合なのである。最近、ダンナは自分で運転していく事を嫌がらなくなったような気がする。わりと暖かめの日が続いているから離れた場所にあるタック
の駐車場から校舎まで歩くのが苦にならないのかもしれない。

1時半過ぎにEちゃん親子とメディカルのAさんがそろってミーティング開始。やる事はもう決まっているので、今日はどちらかというと力仕事中心である。
全員でおる「かぶと」については、折り方の手順をワンステップごとに模造紙に貼りつけ、説明文を添えた物を作り、実際の鎧兜を写真で見せてあげられるよう
にインターネットから写真をいくつか選び出す。お土産にはその場で折ってもらうにはちょっと難しい「ぴょんぴょんガエル」を、という事になったので(考えてみれば
春にやったデモと同じメンバーなのだが、その時は書道グループで全員に自分の名前入り栞を作成。なんだか「お土産」の好きなメンツなのである)、学年全員
分のカエル100個をひたすら折りつづけた。
肝心の生け花原稿を未だに仕上げていないにもかかわらずカエル折りに逃げようとした私は折り紙を取り上げられてしかられながら英作文。以前ご近所の
M子さんが高校生相手にやった時の原稿を小学生用に書き換えるだけのはずなのに、やっぱり英作文をするという作業はおっくうなのである。
こぼしてはいけないと、お茶も飲まずに延々と作業をし続けた私達がやっと一休みしたのは夕方の5時頃であった。

本日メディカルの日本人の方々と共同購入した納豆のタック分が到着。先週の新年会で参加者に希望個数を募っていた結果、トータル146個が我が家に
届けられたのであった。我が家の冷凍庫は常に作りおき品等で一杯なのだが、この時期のメリットは外気温の低さ。今日「お迎え」がなかった分に関しては、
家の前の雪の中に埋めておいた。
1パック分が日本の納豆3パック分ぐらいはあろうかというこちらの「ケンダル納豆」の値段は送料込みで1個2ドル以下。「ねばりが少ない」、「におわない」事が
セールスポイントになってしまった日本の納豆と違って、昔ながらの濃厚な味と匂いはこちらの日本人の間ではすっかり癖になっている1品なのである。

1月27日(月) イベント後の静けさ

今日は車をダンナに譲ってのんびりと自宅日を過ごす。。娘と朝風呂を楽しんでから掃除、洗濯等の家事をいっきに済ませる。家の中がすっきりしたところで
後は一日中インターネットやビデオを見たり、娘と一緒に本を読んだりお茶を飲んだり。
今週の木曜の生け花デモ用のための原稿、金曜のスペイン語の宿題が気になりつつも、ついつい後回しにしてしまうのであった。
昔は夏休みの宿題は先に済ませ、好きな食べ物は最後に残すタイプだったはずなんだけどな。 

1月26日(日) スーパーボウル観戦会

朝から家中の掃除と料理の下ごしらえ。今日は夕方の5時半からお客様達とスーパーボウルの観戦をする予定なのである。
スーパーボウル観戦パーティーはアメリカではとても一般的らしく、タックのウィットモア寮でも観戦イベントが企画され、友人達を自宅に呼ぶ人も多い。デリバリー
ピザの宅配量もこの日だけは急に増えるらしい。我が家も最初はピザにする予定で企画したのだが、途中で計画を変更。

ダンナの起床後、午後2時頃に家族でOccum Pondへ。インターネットで購入した娘のスケートが金曜に届いたので早速滑りに行くためである。超恐がりの娘
のために購入したのは、トレイシーに教えてもらった子供用の2枚刃タイプの物。スノーブーツにベルトで取りつけられるようになっているためか、価格も$10以下
と破格である。昨日ウォルマートで計$15で購入したヘルメットとスノーズボンを着せて万全の体制でポンドへ向かう。行く途中、何台も車が停まっている家を
見かけた。既に観戦パーティーが始まっているお宅もあるらしい。
初めてのフル装備に大喜びの娘は、両側から腕を支えられて氷上に出た途端「こおり、いや!ゆきのうえをあるくの!」と大騒ぎ。どうみても腰がひけている
のである(というか、浮いている?)。結局ダンナと私が交代で一周ずつ滑りながら娘と一緒に雪の上を歩く。最後には氷の上も多少チャレンジしていた娘
だが、やはりまだまだハードルは高そうである。
自宅に帰ってきた途端に元気になった娘の一言は「あー、たのしかった!」。そうは見えませんでしたけどね。。。
それにしても今日は天気が良く、気温もマイナス8℃ぐらいと実に暖かい(笑)。理想的なスケート日和であった。

夕方5時半過ぎから続々とNさん、K君親子、Oさん等が到着。ダンナのミスで最終確認のメールが届いていなかったSさんが遅れるというハプニングはあった
ものの、ビールを飲み、食事を食べながら6時半から始まったゲームを楽しむ。
去年はサヨナラゲームだったそうだが今年は前半で大差がついてしまい、スーパーボウル用に製作されたコマーシャルも目立って面白い物は見当たらず。
ま、パーティー自体は楽しかったからいいか。

1月25日(土) 買い出し

昨日が遅かったのでもっと寝たかったのに朝から元気な娘に起こされる。たまった洗濯物を洗い、明日のお客様のメニューを考えながら買い物リストを作成。
今日は複数のお店を回らなければならないのでじりじりとダンナの起きるのを待つ。結局、昨日の新年会で約束していた昼のポンドホッケーをキャンセルした
ダンナが起きたのは夕方4時頃であった。
閉店時間が4時のシュターンでの買い物だけは既に1人で済ませていた私の不機嫌さに気付いたダンナ。「今週末はアサインメントがすごく忙しいんだ」と
言っていたにも関わらず、遅い時間にあちこちのお店を回っての買い物にもかいがいしく付き合ってくれたのであった(笑)。

1月24日(金) 日本人新年会

今週は月曜が祝日だった分を補うため、金曜の今日もダンナは授業。スペイン後レッスン後に有志で外食ランチをする約束があったので、車はダンナに譲り
私と娘はレッスン後にEちゃんママの車で韓国・和食レストラン「YAMA」へ。「卒業までにこの辺りのレストランを網羅しよう!」という事でモニカが2週間に1度
のペースのママ・キッズの外食ランチを企画したのである。第1回目の今日はママ・キッズ入れて20名近くが集まる。
全員についてきたお豆腐とワカメのみそ汁を食べたPaulaは、「ちょっと物足りない。スープならお腹いっぱい食べたという実感が欲しいわ。」と一言。
和食は1品2品でお腹一杯にするような食事ではなくて他にもたくさんおかずがついてくるところが健康食といわれる所以なのだと説明するつもりが、お互い
我が子を食べさせるのに忙しくしているうちに言い忘れてしまった。

夜の6時からはSachem11/12で日本人タック生で新年会。今宵もパートナー達の手料理と独身1年生組が買ってきてくれたプライスチョッパーのお寿司等、
お腹一杯美味しい食事を満喫する。
11時にお開きになったかと思われた新年会は、10日ぶりのお酒ですっかりご機嫌になったダンナの一声で我が家での2次会決行へ。結局7、8人程度が集
まり、1次会の残りのビール&スナックしかない中気がついたら明け方までE‐カラやトランプ大会が続いたのであった。

1月23日(木) 久々のお茶会

ダンナの送迎後にそのままメアリーさん宅のお茶会へ。メアリーさん関係のポットラックイベント等にはたまに参加していたのだが、考えてみれば定例のお茶会に
お邪魔したのは去年の春に初めて参加して以来だ。今日は先日しそこなったデモの打ち合わせを兼ねての参加。今日のメアリーさん宅は、デモに参加予定
の日本人パートナー達でにぎわった。EちゃんママとAさんと打ち合わせた結果、折り紙デモの内容は新聞紙を使ってカブトを折る事に。

ハノーバーにある高級老人ホームの一室であるメアリーさん宅の間取りは1ベッドルーム、キッチン・トイレ付き。おそらくは車椅子の使用も考えられて各部屋は
広々としており、立派なキッチンは使いやすそうなコの字型。館内にはレストランもあるそうだ。
ダートマス関係の学生・職員、当地に別荘を持つお金持ちの方々、そしてリタイヤ後の年配の方々等がハノーバー人口の大半を占めるらしい。税金等は
高いという噂のハノーバーだが、余生を過ごすにはいい場所なんだろうなあ。

1月22日(水) モニカ宅ランチ

ダンナを少し早めに大学に送ってからモニカ宅へ。今日はランチのお呼ばれである。他のお客様はEちゃんママ、Paula、Gabi、Christine、Claudia等のいつもの
メンバー以外にもチョン・グン、Melissa、Carolina等。1年生時に全体のキッズ・コーディネーターをしていたという理由からだけでなく、社交的なその性格のため
モニカは普段から実に多くのタックパートナーと付き合いがあるようである。話を聞いていると、冬に入って以来レバノンにあるスポーツクラブ「リバーバレー・クラブ」
がタックパートナー達の社交場になっているらしい。それまでは外を走っていたパートナー達がエクササイズルームに大集合しているそうで、子供達がプレスク−ル
に通っている午前中の時間帯だと常時10〜20人近くのパートナー達に会えるとの事。

今日のランチはギリシャ風マカロニサラダ。ブラックオリーブとFETAチーズのきいた、とても美味しいサラダをフランスパンと一緒にいただいた。ボストンの日本食材
店に買い出しに行き、自宅で天ぷら等を揚げる事もあるというモニカは、人付き合いだけでなく味覚に関してもとても幅広いアメリカ人なのである。

1月21日(火) 復調

昨日、たっぷり睡眠をとった娘は「おなかすいた」と6時半に起床。体温もすっかり平熱まで下がっている。もう一日自宅で休ませるため、車は再びダンナに。
今日はM子さんから借りた日本文化紹介の過去ファイルに目をとおす。来週の木曜に予定されている小学校でのデモに久しぶりに参加するのである。
本当は午後から同じグループのAさんとEちゃんママの3人でミーティングをする事にしていたのだが、娘の体調のため延期になった。
今回私が担当するのは折り紙グループと生け花グループ。生け花の方は生けこみ担当の隣で説明係をする予定なのだが、小学3年生に対してどの程度の
説明をしようかなあ、等と考えながら昔会社で習っていた草月流のテキストを開いてみたり(もっとちゃんと習っておけばよかった。。。)。
折り紙グループの過去の備品を調べてみると「ぴょんぴょんガエル」の見本が。指でお尻を押すと実に元気に飛び跳ねてくれるカエルを娘はいたく気に入った
ようである。ひとしきりきゃーきゃー言いながらテーブルの上でカエル達を飛ばして遊ぶ。
過去のレポートによると小学3年生にはこのカエル、やや高度だったそうである。さて、どうしようか。。。

1月20日(月) 娘、体調を崩す

昨日の明け方、娘が突然嘔吐した。ダンナが勉強を終えてちょうど寝ようとした時だったので、幸い二人で後始末を済ませる事ができた(これが一度寝て
しまってからだと起こすのに一苦労するところである)。娘は咳や熱もなくその後は再び寝入ってしまったのだが、朝起きてからお茶を飲ませると再び嘔吐。
昨日のパーティーで風邪をもらったのか、それともほとんど食べずに遊びまわっていたからなのか。とにかく今日は一日安静にし様子を見る事にしてダンナに
車を譲った。

熱をはかると38.5度。吐いた直後なので娘は再びお茶を飲みたがるのだが、そこはぐっと我慢してまずは2時間水立ちをさせる。ソファーに枕やタオルを敷いて
寝かせた娘は間もなく寝息を立てはじめたので辛い思いをさせずに済んで一安心。起きてからはスプーンでお茶を一さじずつ与えては様子を見る。多少の
おしゃべりはするものの、いつもの元気はやはりない。テレビを子供番組のチャンネルに合わせて隣に座り、一日のんびりつきあう事に。午後にはK君ママが
お願いしたシュターンでの買い物を届けてくれる。
娘の隣で新聞や本を読んだりテレビを見たりしながら、こんな時共稼ぎだったら一体どうしていただろうとふと思ったりする。保育園では預かってくれないし、
突然の遅刻や欠勤で会社に迷惑をかけてしまう事もあるだろう。我が子の容態を心配しつつも多少の腹立たしさを否定できず、それをまた後ろめたく感じ
てストレスをため続ける。子供が健康な時でさえ苦労の多い「働くママ」達のストレスを想像すると、まだまだ忍耐が足りないなあと反省したりするのである。

その後娘はお茶やミルクを飲んでも吐く事はなく、細かく刻んだリンゴも喜んで食べた。通常夕方にはあがりがちな熱も37度台まで下がり、それにつれて
いつものおしゃべりも復活。「もえちゃん、すぷーんでいっかいたべたらやすむんだよ。おえっ、てなるからさ。」と、真面目な顔で説明しながら一口食べては
ソファーに座る娘にダンナも吹き出していた。

1月19日(日) パーティー・パーティー

昨日からついに大学近くにあるOccum Pondのスケートが解禁になった。今日は午後からEちゃん宅でママ・キッズのバースデーパーティー、そしてそのまま
夕方から大人達のポットラックパーティーがあるため、午前中は料理と娘の相手にバタバタ。午後過ぎにダンナが起きてくる頃にはすっかり不機嫌になっていた
私である。
「夕方までは自宅で勉強してるから夜のパーティー開始前に一度迎えに来て」と言っていたダンナだが、起きた途端に入ったT内氏のスケートのお誘いに
2つ返事で飛びつく。私が不機嫌に黙り込んでいるのを気にしてか、「バースデーパーティーに行く前にちょっとだけ一緒に滑っていけば?」と言われたので、気分
を変えるために少しだけ滑ってから行く事にした。
昨シーズンに氷の上をスノーブーツで歩いた事はあっても、スケート靴で滑るのは初めて。人工的なリンクとちがって池に張った氷はとても凸凹している。
あちこちで草アイスホッケーをしている人たちがエッジをきかせて滑っているため、場所によっては危険な程だ。何年ぶりかのスケート靴に、感触を思い出すように
そろそろと滑り出す。しばらくして周りを見まわす余裕が出てくると、あちこちで娘と同じぐらいの背格好の子供達がスティックを自由自在に操りながら大人達に
交じって草ホッケーをしている。この当りの地域では自転車に乗るのと同じぐらい、誰もが身につけるスポーツなんだろうなあと実感。
去年は氷の上を歩く事さえ恐がった娘だが、私が滑っている間ダンナに手を引かれて嬉しそうに歩いていた。子供用にはダブルブレードの、普通のブーツに
装着して使うスケート靴(と呼べるのか?)があるそうなので、それを入手してみようか。

遅れていったEちゃん宅のバースデー・パーティーは子供達で賑わい、夜になるとさらに大人達が増えていつものEちゃん一家宅おなじみの飲み&カラオケ
パーティーとなる。冬休みに入ってからずっと会っていなかった友人にも久しぶりに会えた楽しい夕べであった。
薬服用中のダンナはお酒を1滴も飲まず、しかも帰る時間も向こうから言い出す快挙。もうしばらく薬の服用が続いてもいいかも?

1月18日(土) バースデーパーティー

11時に娘を連れてSachem11/12へ。タック・キッズのイライザの2才のバースディーパーティーである。週末、しかもランチというので今回もパパを含めた一家での
参加率高し。我が家のパパはまたもや寝坊。
予想通りではあるがランチとはケータリングの大きなピザであった。アメリカのパーティーはホスト側も無理をせずに楽しむのが一般的なので、宅配ピザは最も
ポピュラーなメニューの一つである。手料理にしてもまとまった量をいっきに作るオーブン料理が多いため、ホスト(ホステス)が台所に入りっぱなしという事は
まず起こり得ない。ホストが食べ始めないとゲストも手をつけないのを見ても、ホストの一番の役目はその場にいる事なのかもしれない。

自宅に戻ってから、ダンナのかまくらづくりを進めよう家の脇に出てみた。雪をかき集めてある場所を見てびっくり。とにかくバカでかいのである。一体、何人
入れるものをつくるつもりなのか。というよりも、こんなサイズ、完成する前に冬が終わっちゃう。子供の遊び場を目指している私と、飲み会を想定している
ダンナではあまりにも目指すものが違い過ぎるようである。雪固め作業を少し進めてみたものの、自分用に小さいのを作り始めた方がいいかも。
巨大プロジェクトは、志を同じとする者同士で組まなければ崩壊するのである。

1月17日(金) かまくら

11時過ぎに娘と一緒にスペイン語レッスンから戻ってきてみると、案の定ダンナはまだ夢の中。「あれ?ぱぱ、まだねてるよ!ゆきのおうちつくるよっていってた
のにねー。」と何度も繰り返す娘。昨日、かまくらづくりにすっかり乗り気になったダンナは娘に「もえちゃんがスペイン語の学校に行ってる間にパパが雪のおうち
を作り始めておくからね。帰ってきてから一緒に手伝ってね。」等と調子の良い約束をしていたようである。子供に対して守れない約束(特に遊びの)だけは
しちゃいけません。結局、その後しばらく「ぱぱ、おきて!ゆきのおうちをつくるんでしょ!」とベッドの脇でまくしたてられ続けたダンナであった(それでも起きようと
しないのだから、ある意味では感心してしまう)。

やっと起きた頃にはダンナのスペイン語レッスンもまもなく始まる時間。ダンナが昼食を食べ終わって家を出る頃には寒そうな曇り空も晴れてきたので、ソリ用
の斜面だけでも作ろうと家の外に出る。娘と一緒にダンナを見送ってからせっせと雪かき。かき出してもかき出してもさらさらと崩れてしまう粉雪とのバトルは、
かなりむなしい作業である。ま、運動不足の体にはちょうどいいけど。雪を固めるために短い短い斜面で娘とソリ遊びをしながら30分程作業を続けているうちに
「つかれたねー。さむいからいえにはいってひとやすみしよっか。」と娘(あんた、なんもやってないじゃん)。
3時半過ぎに戻ってきたダンナ、スキーパンツに着替えてやる気満々でかまくらづくりを始める。娘も再び前庭に出ていったので、ふと思い立って1人で買い物に
行く事に。久しぶりの自由で効率的な買い物を済ませて戻ってきてみると娘は夕寝、ダンナはリビングにPCを持ち出して勉強中。先日図書館で借りてきた
ビデオ「うなぎ」を一緒に見る。
相変わらず抗生剤と痛み止めを服用しているダンナは痛みからは解放されたものの、副作用のために終始軽い吐き気や倦怠感に付きまとわれているらしい。
普段は書斎にこもりっきりなのだがここのところソファーでごろごろしている事も多く、一緒にテレビを見たり娘の相手をしてくれたり。
ひとやすみするためにしょっちゅうリビングに出てくるダンナに対して「そんな事していて本当に大丈夫なのー?」とからかいつつ、この生活ペースが結構
気に入っている妻であった。

1月16日(木) M美さんお見舞い

午前中、家の前の駐車スペースの幅をもう少し広げようと雪かきを始める。快晴の中、重い雪をせっせとシャベルでかきわけているとセーター一枚でも暑く
なってくる。すっかり雪かきに勢いがついたので、そり用の斜面でも作ろうと思い立った。家の周り一面に腰の高さ以上に積もった雪は、固くなっているところと
足を踏み入れるとズボッと沈み込むぐらいやわらかいところがあり、時間をかけて本格的に取り組まなければ実現できそうにない。今日は時間が足りないので
とりあえず断念。あまりの量の雪に今日までは考え付きもしなかったのだが、家の周りに雪で作った滑り台やソリ用の斜面、かまくら等を作ったらさぞや楽しい
スペースになるにちがいない。近所の子供達のたまり場になっちゃうかも。
家の中に戻ってダンナに話してみると、意外にもダンナが「かまくら」に反応。もっともダンナの想像するかまくらは、「大人が数人入ってお酒を飲めるような」
ものらしい(本当に懲りない奴)。それぞれの思惑はどうであれ、意見が一致したところで近日中に家族でかまくらづくりに挑戦する事に。

午後に娘と一緒にダートマス大学付属のヒッチコック病院へ。1週間前に入院したM美さんのお見舞である。去年の年末、ドクターに再び自宅安静を言い
渡された彼女だが、先週からしばらく入院する事に。初めて入った病室は室内にトイレ・シャワーもついていて、日本だったら「特別室」という感じの、ゆったり
していて眺めの良い、綺麗な部屋だった。2人部屋のようだがどの病室も1人ずつしか入れていないようで実質的には「個室」。M美さん曰く「食事もアメリカの
食事にしては美味しいよ」。スタッフも親切で入院生活はなかなか快適な様子なので一安心である。

1月15日(水) お買い物

ダンナを大学に送ったその足でおもちゃ屋へ。今週末にパーティーに招かれているイライザとEちゃんのお誕生日プレゼントを買うためである。店内をひととおり
丁寧に見てまわった結果、他のお店を回るために店を出ようとしたのだが、娘が自由に遊べるおもちゃコーナーから離れようとしない。仕方がないのでもう少し
遊ばせてから店を出ようと再び店内を見てまわっているうちに、これならと思える物を見つける事ができて結局2つともそのお店で買ってしまった。
お店側にとって遊び場コーナーを設置する利点はこういうところにあるんだろう。

自宅に戻って郵便物を調べると、私個人宛てにマサチューセッツ州のアメリカ人女性から封書が。中身を見ると、なんとおもちゃ屋のギフト券であった。
その金額も$100!以前タックパートナー宛てに、ハーバードビジネススクールのフィールドスタディーグループからおもちゃ屋に関するインターネット・アンケート
協力のお願いが来たので返信してあげたのだが、スポンサーからのギフト券が抽選で当ったらしい。
ダンナ曰く「さすがハーバードは金使ってるなあ。」。いずれにしても思いがけないプレゼントだ。今度娘と一緒に物色しに行こうっと。

1月14日(火) 子供の学習能力

K君ママの具合がなかなか直らないため、今日はフルタイムでK君を預かる事に。娘は大喜びで一日中なんやかんやと「もえちゃんよりもちいさい」K君の世話を
焼き続けた。子供が2人もいるのに私はスペイン語の宿題、メール、読書、インターネット等、自由気ままな時間を満喫。
いつの間にかご飯も上手に食べられるようになったK君なのだが、好きなおかずを先に食べているK君に、「あ、Kくんごはんたべてないよ!Kくん、ごはんも
たべなきゃ!はい、ごはん!はい!」と、無理やりスプーンを口に押し込む娘。超偏食の娘よりもK君の方がよっぽど量も種類もたくさん食べてるのに。

今日の主な遊びは「キッチンごっこ」。年末にI田家に借りた洋食屋が舞台のドラマ「ランチの女王」の影響である。子供用ビデオよりもこのドラマの方を繰り返し
見たがるので、ストーリーが理解できている訳でもないはずの3才児なのに何が気に入ったんだろうと思っていたら、それ以来娘のキッチンごっこはますます
リアリティーを帯びてきたのである。まな板を使って野菜を切り、鍋をコンロの上においてスイッチをまわし、おたまやへらを使って鍋の中で野菜をかき混ぜたり
ひっくり返したり。フライパンの揺すり方はプロ並み、しかも料理中に「りょーかい!」と叫んでいる。どうやらひっきりなしにオーダーが入るらしい。
人形遊びも上達。周りのタックパートナーに赤ちゃんが次々と産まれて以来、「くんちゃん」にミルクを飲ませたあとは背中をとんとんたたいてげっぷを促したり。
子供の学習能力は本当にたいしたものなのである。

歯医者で診察を受けてきたダンナ、歯痛の原因は歯ではなく鼻腔の炎症だったとの事。結局病院で薬をもらってきたそうである。
Sinusというこの病気、低温度・低湿度の地域では割と一般的なものらしい。しかも鼻炎や蓄のう症など、鼻の粘膜の弱い人はよりかかりやすいとか。
何はともあれ原因がわかって一安心。保険のきかない歯医者の治療を受け続けなくて済んだのは不幸中の幸いである。

夜はダンナのフィールドスタディー仲間サラのお宅でメンバー全員がディナーをお呼ばれ。ポテトグラタンやローストビーフ等、そしてデザートのケーキまで全てが
とても美味しかった。

1月13日(月) テレビを見るにも本を読むにも。。。 

学校に行く前にEちゃんママに紹介してもらった歯医者に電話。授業は休みたくないようであさっての予約となってしまった。痛がり方を見ていると授業の
1回や2回休んででも治療にいった方がいいのではと思ってしまうのだが、こちらに来て以来、ダンナが授業を休んだのを見たことがない。感心しつつも、今回
に限っては優先順位を変えて欲しいと思う妻である。
それにしてもこちらの歯医者は完全紹介制で、紹介がないと予約さえ何ヶ月も先になる事があるようである。しかも医療保険がきかないので、歯一本の
治療費は$300〜1000程度とか。。。今から請求書の金額がドキドキである。

今日も一日自宅で娘の相手(最近こればっかりですが)。「おべんきょう」をし、ビデオを見、E‐カラをした(笑)時点で娘がめでたく昼寝に入ってしまったので
テレビを見ながら図書館で借りてきたインテリアの本を読む。
リビングコーナーの必需品は英語の辞書。画面に出る字幕を見ながら、本を読みながらいちいち英単語を引くのである(ある程度は適当にguessするのだが、
キーワードに限って知らないかったりする事が多い)。
ドイツ語の基礎があったおかげで高校までは英語が一番の得意科目だったのだが、大学受験時にドイツ語受験を選んでしまったのが運の尽き。誰もが
「出る単」等を必死に勉強して英単語を一番覚える時期に、私は語彙を増やすどころか英語自体を忘却の彼方に追いやってしまったのであった。
テレビ・本等の理解や、人とのコミュニケーションが主な今の生活において一番大事なのはやはりヒヤリング力と語彙力。何をおいてもまず単語の暗記なの
である。

1月12日(日) K君Sitting

午後過ぎからK君を預かる事になったので、車はダンナに譲って一日自宅で過ごす。K君ママは冬休み中に体調を崩し、1週間高熱が下がらないらしい。
冬休みぶりに会ったK君は語彙がさらに増えていた。自分の子供でさえ感じる成長の早さだが、人の子となると驚くばかりである。
お昼寝の時間にはベビーベッドに入れる瞬間は大泣きしたものの、入れられてからは大人しくタオルをかぶったまま横になり、私と娘が部屋を出ても泣かな
かったK君。1時間半後に様子を見に行くと、なんと目を開けたまま大人しく横になっていた。週3回フルタイムのデイケアに預けられるようになった効果?

ダンナはダートマス・ヒッチコック病院で診察を受けた結果、やはり歯が原因との事。昨日は顔の右半分が全体的に痛いと行っていたので、医学辞典で
調べながら他の病名も心配したのだが、原因がはっきりとわかってとりあえず一安心である。とはいえ本人は相当辛い(そもそも医者嫌いのダンナが自ら
病院に出向いた事自体、痛みの酷さを物語っているようなもんだ)ようなので、早急に歯医者に行く事になりそうだ。

1月11日(土) のんびりデー

昨日の夜更かしがたたって昼過ぎまで寝坊。起きてからものんびりと(だらだらと?)自宅で過ごした一日であった。
ダンナは二日酔いと、おとといの夜からの歯痛のために食事の時以外は寝たっきり。明日は病院で診察してもらう事になりそうである。
昨日も飲んでいたのはだんなばかり。新年早々飲みすぎである。当分お酒は禁止とするべし。

1月10日(金) お客様

ダンナを学校に送ってからは家の掃除と夕食の準備。新年最初のお客様はT氏とT内家である。今日の夕食のメインはビーフシチューとクラブケーキにする。
Helping Hands期間のT内家は夕食を済ませてから来る事になったため、食事はT氏のみ。冬休み中に南米を旅行し、南極大陸まで足をのばしたT氏の
話を聞きながら夕食を食べ、T内家が到着してからはI田家に借りた紅白のビデオを皆でひやかしながらおしゃべり。
T内家が予想以上に早い時間に帰宅してしまったためT氏の持ってきてくれたモノポリーの出番は残念ながらなかったが、その後も明け方近くまでT氏と3人
でおしゃべり。MBA生達同士の会話を聞くのは楽しいのである。

1月9日(木) Helping Hands

今日は久しぶりの"Helping Hands"。ベビーが誕生したばかりの家庭への夕食デリバリーである。お届け先はT内家。
我が家の夕食も兼ねた今日の献立はマーボーなすに中華風コーンスープ、アスパラの胡麻和えと大根サラダ。昼過ぎにダンナを送ってから作り始め、
夕方ダンナのピックアップ前にデリバリーする。
国籍を問わず、この2年間の間にベビーを出産しているタックパートナーはとても多い。タック関係の仕事を始めるパートナーも多いが、働く予定のない人
(ビザの関係上働けない人も含めて)にとって、ここでの期間は出産・育児に非常に適した期間だと思う。ダートマス大学付属病院は医療設備が整って
いるし、デイ・ケアや幼稚園等の環境も充実している。タックのプレイグループ等に出れば同じ立場のママ達とのコミュニケーションもはかれし、スーパーや
スポーツクラブには託児コーナーがあり、レストランも子供を連れていける雰囲気のところが多い。夏ならプールや公園、冬ならスキー、スケートにそり遊び等、
季節に応じて子供を外で遊ばせる手段もすぐ近くにある。既に子供がいる人、いずれ子供が欲しい人にとって、ここは子育てに専念しやすい場所なのでは
ないだろうか。都会程楽しい娯楽や誘惑もないし(笑)。
一方、大変だなあと思うのは、母親が来てくれない限り、出産直後から夫婦だけで生活しなければならない事だ。T内家はベビーの到着が遅れた事もあり、
奥様のお母様は飛行機の関係上出産の数日後には帰国せざるを得なかった。M恵さんも確か産後2週間程度で夫婦のみの生活に戻った。夫婦、とは
言っても学期が始まると学生はスタディグループや予習等に追われるので、やはり母親の負担は圧倒的に大きくなるのである。産後1ヶ月間実家で過ごした
私としては、皆えらいなあ、と感心してしまう。

空き時間に必死にスペイン語の宿題をしていたらPaulaから電話が。体調を崩したので明日の授業はキャンセルしたいとの事。友人を心配しつつも授業の
休講は嬉しい不謹慎な生徒であった。

1月8日(水) 初めてのお店はなんだかんだいっても楽しい

今日のダンナの授業は12時45分から。昨夜も夜遅くまで勉強していたため(多分)ギリギリまでは起きてこない。
午前中は娘が起きてくるまでの間、実にゆったりとした1人の時間を持つ事ができた。朝からの授業だとギリギリの時間に跳ね起きて食事もろくにとらずに
学校へ急ぐダンナだが、お昼からだとさすがに余裕を持って起きる事ができるので食事もきちんと済ませてのご出勤。今学期はほぼ毎日このスケジュールに
なりそうである。始まりが遅いと一日が短くなりそうな気もするが、慣れてしまえばこのペースは悪くないかも。

午後から再びスーパーめぐり。昨日行ったプライスチョッパーの品揃えが今一つだったので今日はShaw'sへ。いつもはショッピングモールの入り口近くの小さい
方の店に行っているのだが、今日はもう少し奥にある大きい方へ。Shaw'sは昨年後半頃から"International"コーナーを充実させており、今日行った店では
キューピーマヨネーズやポン酢、ポッキーやかっぱえびせんまで発見。魚売り場もプライスチョッパーよりは小規模ではあるがこちらの方が清潔感がある。
それにしても店内がすいている。とにかく人が少ないのである。友人達と話していても、圧倒的にプライスチョッパーに行っている人が多いのだが、人気の差は
店内の混み具合を見ても一目瞭然なのである。Shaw'sの方がずっと整然としているんだけどなあ(と言いつつ、普段はプライスチョッパーに行っている私。
だってお買い得セールが多いんだもん)。
今日はこちらのセールが充実していたので必要な食材が全てそろった。またしばらくShaw'sに通ってみようかなあ。

1月7日(火) 新学期開始

今日からいよいよ新学期の開始。10時15分からの2限目の授業に合わせてダンナを大学に送った後は洗濯の合間に娘の「おべんきょう」の相手をし、
午後から買い物に行き、自宅に戻って食事の仕度の等をしているうちに再びお迎えの時間が来てしまったという一日。今週は仮登録期間なので夜の
スタディグループもないのでお迎えは6時。いつもこのぐらいの時間だと娘を夜更かしさせずに済むんだけど(それだけが原因じゃないだろ)。

今日の夕食はお好み焼き。我が家ではお好み焼きと麺類はダンナ担当だ。DINKS時代に焼き加減、ゆで加減を誉めて以来、いつの間にかそれが
当たり前になっていたのである。仕上げの前後(下ごしらえと後片付け)は私がやるので、すごーく楽という訳ではないのだが、やはり食事が出来るのを
テーブルに座って待つというのはそれだけでとてもいい気分なのだ。本日もおいしゅうございました。

1月6日(月) 「おべんきょう」開始 

ダンナは再び二日酔いで起きてきたのは遅い午後。よって本日も自宅でのんびり過ごす。結局、このお正月は寝坊して飲んでビデオ三昧のぐーたら正月。
どんな年になる事やら。

ふと思い立って娘と平仮名のおべんきょう。年末にM内さんから頂いたNY土産の児童雑誌「幼稚園」の付録に「あいうえおボード」なる物があったのである。
昨年後半、娘が自分の名前の頭文字の"M"を覚えてどの本を見ていても「あ、これもえちゃんの。」といち早く見つけるようになって以来、気になっていたの
だが、平仮名一覧表を作るのが面倒でずるずると先延ばしにしていたところにいただいたどんぴしゃりのプレゼント。Mさん、ありがとう〜。
ボードにはその字を頭文字とする物の絵の上に平仮名・カタカナが並んでいる。「もえちゃん、これはいぬの「い」。それからこれはみかんの「み」だよ。」等と
ひとしきり娘が興味を持った絵を説明。しばらくしてから「もえちゃん、これはなに?」と復習をしてみる。「わんわんの「わ」。みかんの「お」。」
だめだ、こりゃ。

1月5日(日) 外食&お呼ばれ

年末にダンナが日本から持ってきたカメラでハノーバー市内の雪景色を撮ろうとダートマス・グリーンまで行ってみる。年末のクリスマス・デコレーションは未だに
多くのお店でそのままになっており、グリーンには巨大なモミの木が。写真を撮り、ついでにダンナの用事につきあってタック構内まで足をのばす。去年に比べる
と雪の中を歩くのもすっかり楽しむようになった娘だが、タック構内まで歩くとさすがに帰り道は「だっこ」。本当に体力(根性?)のない娘なのである。

今日の夕食は"Jessy's"というアメリカン・レストランで5月末以来の外食。ダンナはにわか独身生活だった時期に行ったらしいのだが、私はそのお店は初めて
である(そもそも渡米してから外食というものをほとんどしていない)。マリネしたチキンのグリルとオニオングラタンスープを頼んだのだが、お肉に添えられていた
ガーリック入りのマッシュポテト、パンやサラダ・バー等も含めて意外に美味しかったので満足。プチプレートではなく普通のプレートを頼んだダンナはボリュームが
大き過ぎたらしい。結構食べる方なのだが、食後はかなり苦しそうであった。

食後にダンナの同級生のS氏宅にお邪魔。奥様が仕事に復帰するために一足先に帰国されたので、S氏は7月にやや小さめの(といっても日本の2LDK以上
の広さはある)コンドミニアムに引っ越された。ハノーバー時代は"バーS"という異名(?)までついていたS家だったのだが、引っ越してもやはりそのおもてなしの
素晴らしさは健在。厳選されたワインにチーズ、生ハム等の美味なおつまみの他に、S氏手作りのやわらかいパンまで用意されていた。事前に夕食を済ませて
いく必要はどうやらなかったらしい。お腹一杯の状態でお邪魔した事を後悔(と言いつつ、とっても美味しいのでしっかり食べてしまった)。
ドライバーの私には失礼する前に「目覚ましに」と、なんと薄茶をたててくださった。ミステリアスなS氏にはまだまだ私の知らない顔がたくさんありそうである。

1月4日(土) ボストン行きキャンセル

ブラインドをあげると思ったとおりの大雪。既に雪はやんでいるのだがとても微妙な空模様なのである。それでももしかしたら行けるかも、と一応起きる事に(といっても私だけ)。昨夜は夫婦そろって4時近く
まで起きていたので寝不足も甚だしい。夜中中降り続けた雪を途中で確認しつつ旅行は間違いなく
中止だから、と借りていたビデオをいっきに見てしまったのが悔やまれる。

昼前にダンナが起きてくるまで雪は降ったりやんだりを繰り返した。2人で交代で家の前の雪かきをし、
天気予報を確認しながら迷い続ける(ちなみに天気予報は一環して"スノーシャワー。自宅で過ごし
ましょう"。迷う余地等はないのであった)。
こんな天気の中ボストンまで行くのは笑い話にはなる等、訳のわからない会話もあったものの、結局
ボストン行きは断念。夕方にレンタルビデオ屋でビデオを数本借りてきて再び自宅でのんびり過ごす日
となった(レンタルビデオ屋は駐車場が一杯で店内も賑わっていた。皆考える事は一緒みたい。
というか、他の娯楽がこのあたりはあまりにも少ないのかも。。。)

ボストンをあきらめた途端に降雪はどんどんひどくなり、夕方には再び除雪車が出動。こういう時は得て
して逆の結果になりがちなのだが、今回は断念して正解だったと思えただけでも不幸中の幸いである。

1月3日(金) スペイン語レッスン&ビーフシチュー

朝9時からのスペイン語レッスンに行ってみると出席者はなんとLaraと私の2人だけ。交代でPaulaの口頭試験を受け、1時間で筆記試験を終えると早速
次のレッスンに入った。出席人数に関係なく相変わらず進み方が早いのである。
2時からはダンナがSachem11/12へ。こちらの初心者クラスも参加者はダンナ1人だったらしい(皆バケーション長すぎるんじゃないのー?)。
娘と一緒に出かけていったのに一人で帰宅したので聞いてみると、Paula宅で一緒に車を降りてしまったらしい。私のレッスン時に連れていった時は来ていな
かったClaraにダンナのレッスン時には会えたらしく、そのまま一緒に遊びたがったとの事。久しぶりの再会だもんね。

30分後にPaula宅へ娘を迎えに行き、そのまま3人で買い物へ。出発する頃に降り始めた雪は帰る頃には既にかなり積もっており、渋滞した道路は渋滞
していた。気になるのは明日からのボストン買い出しツアーの事。今回は観光も兼ねて一泊で行こうと、既にホテルも予約してあるのである。予約時には
期間中の降雪確率は30%だったのだが、今日になってその2日間のみ"Snowshower"の警報まで(その前後は"Clear")。
アメリカ生活残り半年にして今回が初めての家族旅行。こんなささやかな楽しみにさえ邪魔が入るなんて世の中絶対不公平である。スペイン語をさぼろうと
した罰があたったのかな。

夕食はビーフシチュー。日本ではいつもルーを使っていたのだが、今回はルーがないのでブラウンソースから作る事にした。
バターの代わりにマーガリン、フッ素加工の鍋のかわりに普通の鍋を使ってみたが2度も失敗。あきらめて別の味付けにしようと思ったらダンナが「やらせて」。
今度はバターとテフロン加工のフライパンを使ったら、スムーズに美味しそうなチョコレート色のブラウンソースが完成した。初めての手作りビーフシチューは、
ルーを使ったシチューとはまた違った美味しさでしばらく凝りそうな味である。
それにしてもマーガリンと鍋、ソース失敗の原因は一体どっちだったんでしょう(私だったりして)?

1月2日(木) 一夜漬け

1人だけ早く目覚めたので久しぶりの朝風呂(山荘ではシャワーのみ。教授は日本式のお風呂にしたいらしく、タイル貼りの洗い場は完成しているのだが
肝心のバスタブがまだなかった)。入浴後には朝食の準備のために久しぶりに我が家の台所を使ってからお茶で一服。食器洗い機も収納も少ない、小さくて
古い我が家ではあるが、1人でも掃除や物の管理が行き届くこのコンパクトさが自分には合っているのかも(なんだか小市民的ですが)。
なんだかんだいってもやはり一番落ちつく場所なのである。

昨夜、夜更かしさせてしまった娘が起きてきたのはお昼前、二日酔いのダンナが起きてきたのは午後遅く。早くも元のあまりよろしくない生活スケジュールに
戻りつつある我が家である。私が図書館に本を返しにいった以外は家族全員家の中にこもった一日であった。

夜、娘の就寝後は夫婦そろって別々の部屋でスペイン語の勉強。そう、明日から再びレッスンが始まるのである。しかも休み明けのテスト付き。
十分予想していた事ではあったが、あれほど長かった冬休み中、スペイン語のテキストを開く事はほとんどなかった。なんとかして逃げきれないものかと、
直前までレッスン当日にボストン食材買出しツアーを画策してみたのだったが、天気予報の関係上買い出しはやむなく翌日に変更。
急遽「一夜漬け」体勢に切り替えた夫婦の試験勉強は深夜遅くまで続いたのであった。

1月1日(水) 忙しい元旦

今年の元旦は曇り空のため、せっかくの寝室からの眺めなのに初日の出は拝めず。6時過ぎにワンちゃん達にえさをあげ、着替えてから家中の掃除と朝食の
準備。ハウス・シッティングのために日本食材の買い出しができなかったため、今年はありあわせの元旦の食卓である。
それでもお雑煮(普段のお雑煮は具沢山の煮雑煮だが、今回は大根としゃけが手に入らなかったので鶏肉とにんじんだけの関東風)、黒豆の代わりの金時
豆、I家からのおすそわけの錦卵、そしてダンナが両親からことづかってきたかずのこがそろうとなんとなくお正月らしくなった。ブロッコリーのおひたしとアスパラの
ベーコン巻きも並べて新年のご挨拶。いつもと違って「あけましておめでとうございます」を強要するパパとママに、頑として従わない娘であった。

食事が終わってからはダンナが全ての荷物を車に積み、私が朝食の後片付け、リネン類の洗濯と家中の最終チェック。ワンちゃん達を最後にブラッシングして
あげてから1時半頃に山荘を出発。懐かしいセイチャムの我が家に着いてからも山のような荷物を再びもとの場所にしまったり、洗濯機をまわしたり。新年
早々掃除・洗濯に忙しく、お正月という感じは全くしない。そして気がつくと「向こうに戻る前にこれだけは済ませておこう」と考えながら働いている自分。
向こうでの生活にすっかり慣れてしまっていたのか、本当に終わったという実感がまだないのである。

夕食はM内家にお呼ばれ。働きづくめの元旦の最後には美味しいお料理の数々と深夜まで続いたにぎやかなおしゃべり。
お正月らしい時間をいただき、ありがとうございました。

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