Diary of April    Makko's Diaryの目次へ   ホームへ戻る

 

4月30日(水) 卒業写真&NY出発

12時に親子でタックサークルへ。今日は"Tuck Yearbook"(卒業アルバム)用の全体写真を撮る事になっているのである。スーツを着た200人近くの学生達が
タック校舎前の階段に大集合した様子は、いよいよ卒業が目の前に迫っている事を思い出させる。ふだんのラフな格好とは違ってスーツを着こんだ学生達は
ビシッと決まって格好良いのだが、考えてみれば皆20代後半から30代後半の、1度はビジネスマンだった人ばかり。学生の方が仮の姿だったんだっけ。
写真撮影後に事務局の指示で校舎内に入った2年生達には、嬉しいサプライズが用意されていた(内容は内緒)。その後中庭で学生同士が談笑したり、
一緒に写真を撮っている姿は、もう卒業してしまったかのよう。。。

学食で何人かの学生達とランチを済ませた後に自宅に戻り、予定より約1時間遅い3時過ぎにいよいよNYへ向けて出発。
我が家にとってアメリカ生活最初で最後になる今回のNY旅行は、「松井VSイチロー」の試合をヤンキース・スタジアムで観戦しようという企画をきっかけに実現
した。明日の夜のナイターに合わせてダンナのクラスメート達の多くがチケットを取っており、彼らのほとんどは木曜の授業終了後にNY入りする予定のようだが、
ダンナの授業がない我が家は前泊する事に。前泊に関しては昨日まで迷ったのだが、病み上がりの娘のためにもその方が楽だろうという判断である。

約4時間の順調なドライブの後、NYのホテルに入ったのは8時過ぎ。夕食はホテルの近くで久しぶりの和食を堪能して後は早々と就寝。
アメリカに2年間も住みながらNYを知らずに帰るのか、という覚悟もしていたのだが、とりあえず来る事ができて嬉しいのであった(笑)。

4月29日(火) NY行きを決行する事に

今日も快晴。公園で遊ぶ子供達を見てうらやましがる娘はすっかり平熱に戻った。が、また本調子ではないらしく、ビデオを見せてあげるとすんなりとソファーに
寝転び、見ているうちに再び寝てしまった。
午後過ぎ、Sachem仲間のMさんが次男のK君を連れて娘にリンゴの差し入れをしてくれた時も娘はソファーで熟睡中。Mさんをひきとめて1時間程おしゃべり
につきあってもらったが、その間も娘は寝続ける。
夕方目覚めた頃には体力も回復したのか、すっかり不機嫌モードから脱して久しぶりに食欲も復活。早速おしゃべりと共に遊び始めた娘の様子にダンナと
2人で一安心。これでなんとか明日からのNY行きも取りやめなくて済みそうである。 

4月28日(月) 快方へ向かう

ダンナを学校へ送り、帰りにFoodstopでタイレノ−ルを買った以外は今日もひたすら自宅で過ごす。娘は相変わらず機嫌が悪く鼻水も止まらないのだが、
熱の出方等をみる限りではやっと快方に向かい始めたようである。食欲だけは相変わらずないので、リンゴやヨーグルト等をあげながらなるべくソファーで睡眠を
とらせる(私がテレビを見ている時に限って起き、キッズ・ビデオを見たがるのは絶対嫌がらせだと思う)。

5日間ものおこもり続きでいい加減飽き飽きしていたところに、ご近所のM子さんが所用で立ち寄ってくれたのでしばらくお茶につきあってもらう。盛況だったと
いう金曜のイベントの様子等を聞きながら1時間程おしゃべり。ちょっと誰かと話をするだけでも大分気分が紛れるものである。

4月27日(日) 病院へ行く

朝10時にダートマス・ヒッチコック病院へ。娘の熱の原因はStep Throat(連鎖球菌感染症)という、ウィルス性の風邪であった。喉がかなり腫れていたらしく、
先生も「本人が喉の痛みを訴えなかったなんて。」と驚いていた。抗生物質を処方してもらう。
今日は日曜なので院内薬局はお休み。West Lebanonの薬局で薬を処方してもらい、帰りにBJ'sでディズニービデオを購入してから帰宅。今日のような
晴天の中、ひたすら自宅にこもるのは結構ストレスがたまるのである。

風邪をひいて以来娘は何の要求でも「あ〜んっ!」と、すっかり言葉を忘れてしまったような赤ちゃんの様。お茶が欲しいといっては「あ〜んっ!」、鼻水が出た
ら「あ〜んっ!」(全て本人の目の前に揃えてあるものばかり)。鼻を拭き過ぎると逆に怒ってティッシュを叩き落す始末。病院に連れていくのが遅かったのは
私のせいだし、ずっと熱が続いている本人が一番辛いはず、とこらえるものの、3分置きにいちいち呼びつけられると忍耐力のない私もイライラ。
いつもと違って本当に手のかかる「わがままさん」になってしまっている娘だが、抗生物質とは別に4時間置きに飲ませているタイレノ−ル(熱さまし)が聞いて
くると様子が一転。ご機嫌になってソファーから離れ、ニコニコと矢継ぎ早に話しかけて来たりおもちゃを引っ張り出して来たり。そして薬が切れてくるとボーっと
して再び不機嫌になり、「あ〜んっ!」に逆戻り。あまりにも分かりやすい娘の変化につい吹き出してしまう母なのであった。

4月26日(土) またまた自宅日

今日も娘の熱は上がったり下がったり。タイレノ−ルだけではどうにもならないようなので、DHMCに電話して明日の予約をもらった。
昨日に引き続き終日自宅で過ごす。娘をソファーに寝かせ、リビングテーブルの上に薬と体温計、ティッシュペーパーにお茶、自分用の本等、必要な物全て
を揃えてひたすら娘の隣で時間を過ごす。ダンナもテストをするために書斎にこもりっきり。とても静かな一日だった。

4月25日(金) Korean/Japanese Culture Night 逃す

朝計った娘の熱は相変わらず39度以上。タイレノ−ルを飲ませて再び寝かせてからスペイン語レッスンへ。
授業後に自宅に戻る頃には大抵起きている娘も今日はまだダンナと共にベットの中にいた。どうやら今日のイベントの不参加が決定したようである。
ダンナが昼前にテストのために学校に出かけると、今夜貸し出す予定の浴衣にアイロンをかけ、折り紙関係の備品を揃え、以前小学校でのデモで作った
「ピョンピョンガエル」をせっせと折る。こんな日に限って久しぶりにいい天気、家の前の公園にはママ・キッズがわんさかと集まっているのは本当に恨めしい
のだが、せっかくなので洗濯物も全て洗う。
4時間置きにタイレノールを飲ませている娘は、薬が効いてくると元気過ぎて手におえなくなり、薬が切れてくるとボーっとして大人しくなる。
わかりやすい奴だな、君は。少しは体力を温存しなさいって。

5時過ぎに一旦学校から帰宅したダンナは、イベント用の備品を持って5時半に再び出かけていった。去年は私も浴衣を着、何人かでつくったちらし寿司を
もってバタバタとウィットア寮にかけつけたのだった。日本人総動員で頑張るイベントはこれが最後なのに、とても無念である。
かくして今夜の夕食は寿司とカルビからつくり置きの餃子とサラダに替わったのであった。。。

4月24日(木) 娘発熱

朝起きると娘の体が熱い。計ってみると39度近くの熱があった。本人は元気そうなのだが今日は自宅で大人しくさせる事にする。
遅い朝食を済ませて図書館で借りてきていたジム・ジャームッシュの"Night on the earth"のビデオを見ていると、昼過ぎに幼稚園帰りのEちゃん母子が登場。
幼稚園でポットラック・ランチがあったらしく、残りのきのこご飯を差し入れに来てくれたのである。ちょうど起きてきたダンナの朝食に有り難く頂きつつ、3人で
お茶を飲みながらしばらくおしゃべり。私の授業が始まる時間に合わせて帰ったEちゃん親子に学校まで送ってもらった。

夕方になっても熱の下がらない娘。同級生達とソフトボールの練習をしに裏のグランドに出かけたダンナについて行こうとするのを止めさせるのに一苦労。
お昼にEちゃんと遊んでいた時も公園で遊ぼうとするのをなんとかしてあきらめさせた。熱があるのに元気な子供というのは、一番始末に終えないしろものなの
である(元気がないとそれはそれで心配になるので、仕方ないんでしょうが。。。)。

それにしても明日は"Korean/Japanese Culture Night"の当日。まさかまさかの大ヒンシュクドタキャンをする可能性が高くなってきたので、夜になってから
全体の取りまとめ役であるSさん、そして一緒に折り紙コーナーを担当するパートナーの2人に念の為メールを送っておく。
去年は「フジヤマナイト」として日本単独で行なったこのイベント、日本人学生およびパートナー総出で各パートを支える催しなので、このタイミングでキャンセル
しなければならないのはとても申し訳ない。メールを送った彼らからは、自分達がさらに忙しくなるにも関わらず娘の体調を気遣った返事を受け取った。
あたたかいタックコミュニティーに感謝、感謝である。
あとは、娘の熱がただの疲れによるもので明日には全快している事を祈るのみである。

4月23日(水) Student-Faculty Dinner 第2弾

午前中は以前から先延ばしにしていた帰国準備に取りかかる事に。アメリカに支店のある日系引越し業者のHPを調べて問い合わせメール等を送り、
6月下旬の格安航空券の価格を調べ、手放していく予定の品々の"Moving Sale"リストを作成。
会社派遣の人達のほとんどが卒業式から数日後には帰国・出社していなければならないのと異なり、ダンナの新しい就職先への入社日は8月1日。時間
だけはたっぷりあるため、帰りたくない気持も重なってついつい帰国準備を先延ばしにしてしまっているという状況である。しかしながら全ての物事には
「今するべき旬のタイミング」というものがあって、引越し業者への連絡もこれ以上延ばすと希望する時期の日程がとれなかったり、格安航空券も値段が
変わってきたりする。準備の遅れは余計な手間・費用・妥協等になって結局我が身に跳ねかえってくる。わかっちゃいるんだけどねえ。。。

夜7時にポットラックの品を持ってソニア宅へ。女性4人でNorwichの豪邸をシェアしている彼女達は、今晩のStudent-Faculty Dinnerに私達を誘ってくれた
のである。
今夜は教授が3人に学生は15人以上という大所帯。学生達の国籍に合わせて食卓も中国、日本、韓国、ブラジル、キルギス、インド等、実にインター
ナショナルな料理達が勢ぞろい。全てを試食しようと頑張ってみたのだが残念ながら果たせず。ダンナは今回もマーボー豆腐を作っていったのだが、これが全員
に大好評、真っ先にトレイが空になってご機嫌であった。料理の楽しさを覚えてくれるのはこちらとて大歓迎というものである。
去年の12月にハウスシッティングをさせていただいたマッシー教授もいらしたので久しぶりにご挨拶。ハウスシッティングの打ち合わせ時には奥様とお会いした
だけで、教授とは去年のStudent-Faculty Dinner(当時はお隣だったI家に一緒にお呼ばれしたのであった)以来の約1年ぶりだったのだが、娘の事も覚えて
いてくれたのにびっくりである。「GingerとJuniのおじさんですよ。」と日本語で話しかける教授に、娘は不思議そうな表情を浮かべてあいまいに笑うのであった。

教授達が全員お帰りになってからも学生達はしばらくおしゃべり。今日は独身学生がほとんどだったので、私以外のパートナーはブラジル人のマルシアぐらい、
子供は娘ただ1人。物怖じしない娘を面白がり、学生達がかわるがわる相手をしてくれたおかげで娘は終始ご機嫌。相変わらずイマイチの英語力にも
関わらず、一言一言の絶妙のタイミングで立派に学生達の笑いをとっていたのであった。君はたいしたもんだな、ほんとに。
今日のパーティーにはソニアを始め、マーケティングの授業で一緒の人が何人かいたので授業の話をしたりする。そういうと自分がタック生になったみたいで
カッコよく聞こえるのだが、もちろん授業内容について等という高度なおしゃべりではなく、教授やクラスメートについての噂話程度なのであった(笑)。

4月22日(火) K君バースデー

今日は11時からSachem仲間のMさんの次男であるK君のバースデーパーティー。料理好きで様々な国のレパートリーを持つMさんが今日用意してくれた
のは、アフリカ風シチューに手作りパン、生クリーム、シロップにいちごを添えた手作りワッフルであった。子供も大人も大喜びでご馳走を堪能。
ご主人がコンピューター・サイエンスの大学院生であるMさんのハノーバー滞在は最低5年らしく、私達が6月に帰国してからもさらに数年間セイチャムに住む
予定。積極的にこちらのレシピを取り入れている彼女のお家には、バーミックス、キッチンエイド、フードプロセッサーにジューサー、パン焼き器にワッフルメーカー
と、料理用電化製品達がずらりと揃っている。いいなーと思う気持もあるのだが、多分自分が持っていても「ネコに小判」になるのが関の山だ。
こちらにいる間こそ暇と必要に任せてそれなりに色々と試してみたが、もともとが面倒臭がりな私の事。美味しいケーキに和菓子、お惣菜等が簡単に手に
入る日本に帰国したら台所で過ごす時間は明らかに減ってしまいそうである。こちらのキッチンを見慣れてしまった今となっては、広くて機能的なマイ・キッチン
への夢だけは膨らむ一方なのだが。

4月21日(月) ミニコース 終了

今日でミニコースである"Top Management Team"の授業が終了。ダンナから聞いてはいたが、最後の授業が終わって教授が挨拶をした瞬間、全員で感謝
の気持ちをこめて拍手。学生達にとっても授業は好評だったらしく、長く続く拍手に教授も少々照れくさそうであった。
TUCK前でダンナと入れ替わり、帰りにハノーバー市内のおもちゃ屋に寄って明日のプレゼントを購入。今日もお天気が良かったので、自宅に戻ってからは
娘の公園遊びにつきあったり、リーディング資料を家の前のデッキチェアで読んでみたり。このままの好天が続くといいなあ。 

4月20日(日) アルゼンチンBBQ

今日は12時から2年生のマルティンと1年生のフランシスコの合同バースデーBBQがSachem11/12で
行なわれた。事前に頼まれたビールとソフトドリンク、そしてダンナはボッチェセットを持って参加。
空は晴れ渡り、日差しは真夏のように暑い。先日の我が家とは違って絶好のBBQ日和である。
ラティーノのパーティーだからちょっと遅れて行くぐらいがちょうどいいかと思いきや、今日はアルゼンチン風
BBQが目当てなのか、既に何10台もの車に100人以上の賑わい様。テーブルにはラテン系パートナー達が
総動員で用意した各種サラダにデザート、そしてグリルにはもちろんずらりとならんだ分厚いアルゼンチン
ステーキ(岩塩をふりかけて専用の木製ブロックで焼くのがミソのようである)。よくこれだけ運んだなあ、と
思う程のテーブルにデッキチェアのおかげで、何度もおかわりしながら青空の下での美味しいランチを
堪能する。肝心の主役達は終始グリルにかかりっきりでひたすらサーブ役。なんだか申し訳ないような。
パーティー後は会場で会ったAさんに誘われてEちゃん母子と一緒にお宅にお邪魔。ここでも手作りの
美味しいデザートとお茶を頂き、遅い時間までおしゃべり。
すっかりもてなされっぱなしの、贅沢な一日であった。

4月19日(土) "Student-Faculty Dinner"

今日の夜は"Student-Faculty Dinner"。学生の有志が教授を夕食に招待するこの企画は、教授と学生の距離の近いタックらしいイベントのひとつである。
去年は名乗り出なかったのだが(そのかわりご近所のI家がMassey教授を招いた時に一緒にお呼ばれしたのだった)、今年はダンナ・T氏・T内氏の3人で
一緒にやろうという話がまとまったらしい。会場はT氏宅、料理も学生中心という事で、私にとってはとても気楽な今宵のディナー。朝のうちにつくねを1品
作っただけで、昼は娘と一緒にお友達のバースデーパーティ−に出かけた程である。
しかし今宵のお客様は水・木と聴講しているマーケティング授業のBakamitos教授。ダンナ以外の全員がこのクラスをとっているので(T氏とT内氏はもちろん
聴講ではない)、別の意味でちょっと緊張したりして。

7時頃に私のつくね、ダンナのマーボー豆腐、そしてプライスチョッパーであらかじめ注文しておいた握り寿司を持ってT氏宅へ。T氏とT内氏はお好み焼きのタネ
作りに奮闘中であった。普段ほとんど料理をする事のない男性同士、互いの作品を競ったり茶化したりしているうちに今夜のお客様が到着。

2人の学生の顔はもちろん、聴講生の私の顔も覚えていてくれた教授は、この2年間生徒になった事のないダンナの事まで認識していたようである。ケロッグに
MBA留学して以来アメリカで生活しているというギリシャ人の彼は、授業同様、ユーモアを交えながらMBA学生だった頃の話、マーケティングの話、ギリシャの
話等をしてくれた。終始笑顔を絶やさず、どの料理も美味しいと言いながら食べてくれ、私達が食後に出したギリシャのお酒"OUZO"が、実はアペリティフで
寿司等と一緒に飲む酒である事が教授の話から判明した時も「いや、でも今日は運転があるからどのみち飲めないよ。」とフォローしつつ少しだけ飲む。
ギリシャ人の気の遣い方に、なんだかとても親近感を感じた夜であった。

4月18日(金)  スペイン語レッスン

昨日のパーティー疲れを引きずりつつ、なんとか早めに起きて宿題を仕上げた上でスペイン語レッスンに出席。これから帰国準備やフェアウェル関係の企画
等、益々忙しくなる私達なので、このレッスンも5月上旬で終わらせる事になった。聴講を始めて以来、少しいい加減になっていたスペイン語だが、あと1、2回
となるとやはり寂しい。
スペイン語終了後、しばらくしてK君親子が昨日の忘れ物を取りに我が家へ。ダンナと娘が寝ている中、しばらくお茶とおしゃべりを楽しむ。

昨日のパーティーの後片付けが完全に終わったのは昼過ぎ。夜は予定を入れずのんびりと休養。

4月17日(木) BBQ Party

午前中から授業の予習とパーティーの準備。昨日漬けておいた煮豚があまりにも濃い味になってしまったので、急遽肉料理を1品増やす事に。
結局今日の献立は野菜ディップやカナッペ等のおつまみ以外にポテトサラダ、野菜サラダ、炊き込みご飯、鶏唐のネギソースに焼肉。煮豚もちょっと出す事に
した。自分でできる作業は授業前にほぼ済ませ、昼過ぎに起きてきたダンナにいくつか指示を出しすと学校へ送ってもらう。

4時半に再び自宅に戻ると料理の仕上げ。ダンナにもフルに働いてもらい、6時過ぎには無事に今日のお客様達をお迎えする事ができた。
今日はモニカ、クラウディア、Eちゃんママ一家達カンクン参加メンバー。それに加えて直前になって旅行参加を断念したK君母子である(K君パパは残念ながら
NYに行っていて不参加)。
せっかくのBBQなのに今日はとても気温が低く、外での肉焼きはもっぱら男性陣に任せてママ・キッズは家の中。総勢大人9名子供7名がなんとか狭い家に
収まったのは、常に何人かが外にいたおかげかもしれない(笑)。

深夜になり、子供達が寝室で川の字になると、このメンバーお約束のカラオケ大会が始まり、最終的にお開きになったのは3時過ぎ。それでも「あれ、こんなに
早くに終わっちゃった。。。」と思ってしまうのは、もちろん自分達の感覚が異常なのである。こんなバカ騒ぎが出来るのもあと2ヶ月足らずだ。

4月16日(水) パーティ準備

午前中は娘と一緒にハノーバー市内の雑貨屋へ。キッズコーディネーター主催のイースター・エッグハントに参加するために、詰め物をしたイースター・エッグを
10個用意しなければならないのである。去年はお菓子を入れたのだが、今回は小さなおもちゃを詰めたカラフルな卵を用意。エッグハントは午後3時から。
聴講しているマーケティングの授業と重なったため、ママ・キッズばかりのイベントにも関わらず、ダンナが連れていってくれる事に。最終学期のダンナのテーマは
「家族サービス」らしいが、確かにかなり頑張ってくれているのである。

授業が終わった4時過ぎ、エッグハント帰りのダンナと娘が迎えにきてくれたのでそのまま食材の買い物に行く事に。明日は我が家で最初(で最後)のBBQ
パーティーをする予定なのである。メンバーはカンクン旅行参加者。"Bring your own meat"形式なのでそれほど大変ではないのだが、モニカやクラウディア
一家を正式にご招待するのは初めてなので、やはり何か手料理を用意したいところである。
途中車のエンジンオイルの蓋が取れてオイルが漏れているのを発見するという思いがけないトラブルもあったものの(多分先日の車検の際にエンジンオイルを
交換してもらったので、蓋の閉め方が十分ではなかったのだろう。しかし我が家は本当に車のトラブルが多い。今回の件なんて車の良し悪しは関係ないの
に。。。)、蓋がボンネット内に引っかかって残っていたのでなんとか最悪のケースは防ぐ事が出来た。最新の注意を払いながら運転し、食材の買い出しを
済ませる。
深夜に焼肉のマリネと煮豚を漬けておく。明日は授業もあるので忙しい一日になりそうである。

4月15日(火) 久しぶりのお茶会

今朝のトップマネジメントは再びゲストスピーカー。準備が必要ないのはいいのだが今日は「ストックオプション」を中心に話が進んだ事もあって、今1つ内容が
つかめず。初めて内職をしてしまった(笑)。

午後2時頃から久しぶりにタックの日本人パートナー全員をお茶にお招き。3月頃に遅れてハノーバーに来たばかりの1年生パートナーAさんをダシにして(?)
集まった。Aさんは日本でフラワーアレンジメント・ウェディングプロデュースの会社を経営していたというツワモノ。ゆっくりお話をできたのは今日が初めてだったの
だが、とても気さくで話の楽しい方である。

4月14日(月) 青空の下の洗濯は気持がいい

今日のトップマネジメントの授業はゲストスピーカー。予習が不要というのは実に気楽である。話も面白く聞けたので満足。
授業後はいつもの通りタック前でダンナとスイッチする。月・火はダンナが夕食を学校で済ませるので、家事がほとんど不要なとてもお得な2日間である。
今日は晴天。気温も高かったので今春初めて洗濯物を裏庭に干す。セイチャムのユニットはボイラー室に隣接した納戸が乾燥室に最適なため、冬の間
も洗濯には全く困らなかったのだが、やはり外に干せるというのはそれだけで気持がいい。四季は日本の方がはっきりしているのだが、こちらに来てからの方が
天気や季節を気にするようになった。冬が長くて寒いためお日様の有り難さが全く違うからだろうか。ちょっと日が差しただけで日光浴を始める欧米の人達の
気持が今は結構わかるようになっているのである。
洗濯後は娘の公園遊びに付き合い、夕方から買い物へ。のんびりとした一日であった。

4月13日(日) "The Mountain School" 見学

モニカの知り合いに農場に住んでいる人がいるというので、Eちゃん親子、クラウディア親子達と一緒に遊びにいく事に。車で1時間程走ってついたのはバー
モント州Vershireの山奥であった。建物の入り口近くで若者達がたむろしている所を通りすぎると"The Mountain School"という看板が。そこは単なる農場
ではなく、都会の高校生達を4ヶ月間受け入れて農場の生活を体験させる農場学校なのであった。
モニカの知り合いはアドミッション・オフィスの職員であるDeborahという女性。まずはメープル・シロップをつくっているという小屋に案内してくれるというので、建物
の裏手の丘を皆で下っていった。大小の子供達をなだめすかしながら丘を下って林の中に入ると、周囲のメープルの木の全てにブリキのバケツがぶら下がって
いる。幹の中に差し込まれた金属製の細いパイプから出てくる樹液をバケツの中に集めるという仕組みのようである。
樹液自体はサラサラとしていて味も「少し甘いような。。。」と感じる程度。あのトロトロで甘いメープルシロップは、大量の樹液をとことん煮詰めて作ったとても
手間と時間のかかったものなのであった。以前からメープルシロップのお膝元のわりには値段が高いと思っていたのだが思わず納得。
小屋の中ではグツグツと煮立ったシロップの湯気と甘い香りが充満していて思わず口元がほころぶ。見学しながら頂いたのは、まだ煮詰まり切っていない
シロップに紅茶のティーバックを入れたシロップ・ティー。とっても美味しかった。

シロップ小屋見学の次は羊小屋へ。柵の中まで入れてもらい、小さな子羊達を撫でたり抱いたりと子供達も大喜び。ニワトリ小屋では産みたての卵を1個
ずつお土産にもらい、牛小屋ではにんじんをあげる子供も。豚やガチョウ等も見る事が出来、動物園に行くのとはまた違った体験を楽しむ事ができた。
見学後にデボラが作ってくれていたブラウニーを頂きながらしばらくおしゃべりしてから失礼した。

ここにくる生徒達は4ヶ月間、構内にある寮で生活しながら農場の仕事を与えられるだけでなく、アウトドアプログラムやアカデミックな授業等も受けるとの事。
食料や電気等、生活に必要な物は限りなく時給自足、テレビもないという生活は都会から来た高校生達にとってはさぞや大きな変化に違いない。
ここでの生活を成り立たせるためには全員が任された仕事に責任を持たなければならず、朝から晩まで一緒に過ごす彼らの付き合いはとても濃密なものに
なるそうだ。「ここで同じ時を過ごした生徒達同士は離れ離れになってからも本当に仲がいいのよ。」と笑うデボラのお宅は、卒業生達からプレゼントされた
品々で溢れていた。

4月12日(土) 春の兆し

今日は午前中から快晴。家の前の公園はママ・キッズならぬパパ・キッズ達のたまり場となっている。こちらのママ達は週末になると子供達から解放される
時間がちゃんとあるんだー、と感心。
それに比べ、例によって昼過ぎまでグーグー寝ていたダンナ。やっと起きてきた時に一言コメントすると、「じゃあミーティーングにいくのやめようかな。」。嫌味の
1つでも言ってみるものである(というより、キャンセルできるミーティングならやらなくてもいいんじゃ?)。
あんまりお天気がいいので娘は外でシャボン玉遊び、私とダンナがボッチェを始めたところ、公園に遊びに来たK君父子、我が家の隣の芝生でゴルフの練習を
しに来たKevinとAさん夫婦、少し遅れてT内氏も登場。ビール片手に入れ替わり立ち代りボッチェを楽しんでいくのであった。

午前中に用事があってウェストレバノンを走っている時に、ながらく見かけなかった「ハーレーおじさん」をついに発見。「あー、本当に春が来たんだ−」としみじみ
と実感する(笑)。
昨年の春・夏は、あまりにもあちこちで見かける彼らの姿に「もしかしてあれはハーレーじゃないのかも」等と思ったものだ。たまに見かける何百台の「集会」は
壮観。むちむちとした白人のヒゲオヤジ達ばかりなのがなんだか可笑しいのである。

4月11日(金) ベビーシャワー

早めの夕食を済ませた7時頃、娘をダンナに預けてモニカ宅のベビーシャワーに参加。韓国人のクリスティーンの予定日もいよいよ間近である。
ベビーシャワーはキッズなし・女性のみで行なわれるのが一般的。2時間近くの間、おつまみやケーキ、ゲーム等を楽しんだママ達が1人2人と帰っていくと、
最後に残ったのはクラウディア、EちゃんママとK君ママといういつものメンバー。2階にいたフィルが子供を寝かしつけて降りて来、同じタウンハウスに住んでいる
クラウディアのダンナのサウ−ル、サウール宅で飲みながらEちゃんをみていたEちゃんパパも遅れて登場すると、「カンクン旅行参加メンバー−ダンナ+K君ママ」
という顔ぶれになった。仲間内の共有フォルダに保存したカンクン旅行の写真を皆で見ながらおしゃべりははずみ、気がつくと日付もとっくに変っていたので
あわてて帰宅。

4月10日(木) Tuck Gives

午後の授業の送り迎えをしてくれた以外は終日ソファーで寝ていたダンナ。熱もなく咳もなく鼻が出る訳でもないのに体調がすぐれないようである。
原因のはっきりしている体調不良に関してはあまり心配しないのだが、この頃は「なんとなく」という時にふと「もしかして大きな病気を見落としてるのでは?」
という心配が心をよぎるようになった。「重い病気になんてそうそうなるはずがない」という、根拠のない自信を持てる年齢ではなくなったという事だろう。
ただし、この心配をするのは自分に関してではなく、ダンナに関してだけなのだが(笑)。

夕食後、「今年が最後だから行こう」と言っていた"TUCK Gives"というイベントを娘と2人でのぞきに行く。タック主催のチャリティーオークションであるこのイベント
には、学生や教授、ハノーバー界隈のお店などからハード・ソフト含めて様々な「商品」が提供される。ハードとしてはお酒やフライパン、スキー板や手編み
小物等、ソフトとしては「絶景が楽しめる山荘での豪華ディナー6名様」とか、「来学期のタック内ロッカーを真っ先に選べる権利」とか、「○○教授のコールド
コールを拒否できる権利」とか。
会場であるWhittomore寮のホールはタック生達で溢れかえっており、特設ステージにはアロハシャツを着た兄ちゃんが3人。マイクを持ち、スクリーンに映し出
された商品に沿ってテンポ良く司会を進めている兄ちゃんは、なんとタックの副学長だそうである。お酒が入っているためかそれぞれの商品が信じられない程の
高値で競り落とされていく(ある学生のスコットランドの実家6日間ステイ」等は飛行機代が含まれているわけでもないのに4000ドル以上!)。
普段はすっかり忘れている事なのだが、同じ学生とは言っても前職によっては桁違いに裕福な人もいるのである。

4月9日(水) 今度こそシーズン最後のホッケー

午後からはマーケティングの授業。午後2時過ぎにダンナをたたき起こして学校まで送ってもらう。教室に行ってみると、昨夜ダンナと明け方まで一緒に飲んで
いたはずのT氏とT内氏は元気そうな様子。彼らは朝一から授業があったらしい。もしかしてうちのダンナ、少し甘やかし過ぎかしら。

夜はもうできないと思っていたホッケーが再び実現。今週に入ってから、TUCKでのホッケー生活をあきらめきれない2年生達が3日連続でリンクの予約をとって
いたのだが、日本人だけの今日の練習には直前になってパートナー達も声をかけてもらえたのである(アメリカ人が参加する日はレベルが高すぎてパートナー
には不向きらしい)。カンピオン・リンクも今日がいよいよ最終営業日。これで本当に最後である。
本日参加したパートナーは4名、ゲームはなんと20代チームVS30代チーム(なんだか非常に不公平なチーム分けに聞こえるのは私だけ?)。
かなりのハイペースで始まったゲームは、両チーム共交代要員が1、2名しかいない事もあって後半特に30代チームのスピードが落ち、スコアも追いつかれる。
しかしゲーム終了間際にディフェンスしながらパックもろともゴールに突っ込んでくれたT氏(20代)の自殺点のおかげで、当初の予定どおり(?)30代チームが
1点差で勝利したのであった。ちゃんちゃん。
結局最後まで我流を通し、計3回しかできなかったホッケーだったが本当に楽しかった。改めて「パートナーホッケー」というとっぴな企画を提案してくれたT内氏
に感謝である。
それにしても世の中にはまだまだ自分の知らない楽しい事がたくさんあるに違いない。面倒くさがりで腰の重い私だが、チャンスが転がり込んできた時ぐらいは
なんでも積極的に取り組んでみようとと思うのであった。

4月8日(火) 車検

午後に車検のアポイントを入れていたのでホンダのディーラーへ。リーディング資料、飲み物やお菓子等を持ち込んで、待ち時間に娘はおやつタイムを楽しみ、
私はリーディングを進める。作業はあっさりと30分程度で終わり、料金は15ドル程度(ここで車を購入した我が家は無料)。日本の車検に比べてとても手軽
かつ安価である。
時間に余裕ができたので、モールで買い物をしてから帰宅。最近では7時になってもまだまだ明るい程、日が長くなった。日の長さが雪景色と両立している
事が不思議なのだが、これもこの土地では普通なのである。

T氏、T内氏と共に深夜ホッケーから帰宅したダンナはビールやおつまみを持ってそのままT内氏宅へ。T内家は現在奥様が一時帰国中なのである。
愛息Pちゃんが産まれてからというものT内氏は飲み会に来ても早々と帰っていくようになり、私が感心するのとは反対にダンナとT氏の不評をかっていた。
今日の飲み会はT内氏にとっては久しぶりにハメをはずせる日。足取りも軽やかにいそいそと出かけていく3人の姿に、つい吹き出しそうになるのであった。

4月7日(月) 風邪気味な一日

今日の"Top Management Team"はゲストスピーカーが来る日。事前のリーディングがないのでとても楽チンなのである。
ゲストの人はあるベンチャーキャピタルで働いているタックの卒業生。昨年夏に買収した企業の立て直し策について、企業のバックグランド等を説明した上で
学生達とのディスカッションを進める。内容は面白かったのだが、スライド資料も板書も字がかなり小さく、手書きの字はかなりのくずし字。学生達との議論が
盛りあがると一層早口になるスピーカーに、話の内容を見失う事もしばしばであった。一番後ろの席で聞いている外国人聴講生としてはかなり辛い授業なり。

自宅に戻ってからは明日のリーディング。昨夜から喉が痛いので風邪薬をのんでいるのだが、薬を服用した状態でソファーに座って英文を読むのは
これ以上ない程完璧な昼寝環境である。一人遊びの上手な娘のおかげで今日も2時間近く意識を失ってしまった。

4月6日(日) 収納改造

午後3時頃にK君宅にお邪魔。以前からK君ママに頼まれていた収納改造のためである。K君はちょうどお昼寝から覚めたところ。子供達の好きな"Wiggles"
(おじさん4人組が歌ったりする子供番組)のビデオをテレビにセットしてから作業開始。
今日はK君ママが収納方法に困っているという、キッチンとリビングの間にある収納庫に着手。全ての食材を一旦外に出して収納スペースをざっと綺麗にし、
収納グッズの配置も多少変更。食材の仕分け方を相談して決めると後は作業に没頭する(普通の人が嫌いなこの作業、私にとってはなんとも楽しいのだ)。
K君ママも色々と工夫したらしく、プラスチックの箱や引出し等の便利グッズは既にそろっていたので作業はとても順調。全ての食材を再び仕舞い終えると、
とても使いやすくてすっきりとした空間になった。残り期間もあと2ヶ月だし、食材の在庫確認にもなってちょうど良かったかも。
作業後ちょっとだけのつもりで時計を見ながらお茶を頂いていたのだが、うっかり夕食時まで居座ってしまいあわてて帰宅。今日からはサマータイム。時計の針
を1時間進めなければならないのである。

ダンナは夜9時過ぎにT氏の車でフィラデルフィアからから帰宅。ホッケーの試合は散々だったようである。T氏を簡単な夕食に誘い、ひとしきりホッケーの話
やASWの話等をする。

4月5日(土) International Lunch

朝8時にK君ママが到着。12時半から行なわれる「インターナショナル・ランチ」の「つくね班」の作業開始である。
四キロのトリひき肉、卵10個、豆腐3丁をねぎやショウガ、みそや片栗粉等と一緒に練り上げて丸め、油で揚げてから甘辛いタレの中で煮込むという一連の
手順。完璧なチームワークでテキパキと作業を進めながら、口の方もそれ以上に姦しく動いていた私達、「あれ?もうこれで全部?」という間に150個のつくね
が10時過ぎには完成した。予算は十分にあったし、もっと作ってもよかったかも。

ご近所のM子さん宅の稲荷寿司班と合流し、12時半前に学校に到着。あいにくの大雪にも関わらず、館内は沢山の人で賑わっていた。様々な国旗が
掲げられたテーブルの前には既に行列ができている。先に到着していたカラ揚げとつくね、稲荷寿司がそろった段階で、チラシ寿司の到着前にサーブ開始
(チラシ寿司が来ないと地味〜な色のメニューばかりでちと寂しいのである)。サーブ係を交代しながら各国テーブルのメニューに舌鼓を打つ。いつもは全員
一緒に見えるラティーノ達も、今日はブラジル、アルゼンチン、ペルー、チリ等に分かれてそれぞれのお国料理を出しているようである。
お腹をひととおり膨らませてから日本テーブルに戻ると、チラシ寿司も既に到着しており、各メニューとも順調になくなっていくのを見るのは嬉しい。
ASW事務局によると今年のAdmitted Students参加者数は奥様も入れて270人程度。去年の400人に比べるとかなり少ないのだが、各イベント共に
なかなか盛況だったようである。

イベント後はM内家に誘われてEちゃんママと一緒にお邪魔し、夕方までまったりとおしゃべり。いつもながら遅くまでご馳走様でした。

4月4日(金) ASW始まる 

今日は早朝からASWのベビーシッター当番なので6時半に起床する。まずはブラインドをあげるとなんと辺り一面の雪景色。一晩で積もった雪の深さは40cm
はありそうである。予想もしなかった光景にしばし唖然とする。さすがハノーバー。
なんとか娘を起こして7時半頃に自宅を出発。雪がまだ振り続いているせいか、除雪車もまだ到着していないセイチャム内の道路を超徐行運転。タイヤの下
できゅうきゅうと雪が音をたてるのはなかなか楽しいのだが、安定の悪い我が家のボロ車の運転は多少緊張する。

8時ー10時のシフトは私と1年生のキッズ・コーディネーター、クリスティーンの2人。おもちゃや絵本、ビデオ等を持ちこんですっかり「託児室」になった教室の中で
預かった子供達とそれぞれの娘達を遊ばせながらおしゃべりをする。合格者達はモデル授業等を見学し、その奥様達はタックパートナー達によるハノーバー
での生活全般に関する説明会等に参加。我が家は当時参加できなかったが、このイベントはタックの雰囲気がとても良くわかる企画だなあと思う。去年既に
別の学校にほぼ決めていたクリスティーン一家は、このイベントに参加した結果、タックの雰囲気を気に入って留学先を変更したそうである。
カリキュラム的には似た学校でも、そのロケーションや規模、周囲の環境によって実際の雰囲気や同行する家族の生活パターンは大分異なってくる。
たかが2年、されど2年。全ての合格者そしてその家族達が充実した留学生活を過ごせるよう、「自分達にとって一番良い学校」選びが出来る事を祈りたい。

6時からはK君宅で"Hockey Widow"達によるポットラック・パーティー。相変わらず降り続ける雪を心配して先に帰宅したバーSの店主がわざわざ戻ってきて
くれたのを合図に10時半頃解散。Sさんの四駆による後方支援を心強く感じつつ、各車とも超徐行で帰宅したのであった。

自宅に戻った途端、娘が「ぱぱにあいたい」と号泣し始める。何ヶ月も会えない事もあったのだがこんな事は初めて。アルバムを見せると、写真を見ながら
「だでぃ〜!!!」としますます激しく泣く始末。涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながらなんとも悲しそうに泣き続ける娘に、思わず「もえちゃん、パパがいて
ママがいなかったらもえちゃん泣いてくれる?」等と聞いてしまった母であった。
意外な娘の反応に、ふと「親に会えなくなった子供達」について考えてしまった。親の責任はまず「健在である事」なのかもしれない。

4月3日(木) ASW前日

午後に昨日と同じ授業を聴講。今日はタックの卒業生だというゲストスピーカーが"B2B"ビジネスについてプレゼンテーションをしてくれたので、事前準備は
特になし。実際にビジネスに携わっている人の話は教授の講義とはまた違った意味で興味深い。

自宅に戻ると今度はSachem 11/12へ。モニカの娘、マケイラの5才の誕生日パーティーである。日本は桜が咲いているというのに、ハノーバーでは本日再び
雪が降った。粉雪ならともかく、べちゃべちゃの春の雪は靴やズボンが汚れるばかりであまり嬉しいものではない。寒い屋外からパーティー会場に入ると、
カンクンで買ったノースリーブのドレス姿のマケイラが。冬になると暖房を惜しげもなく入れるアメリカ人達は、真冬でも驚くほど薄着なのである。

明日から3日間ダンナはフィラデルフィア。ウォートン・ビジネススクールで行なわれるアイスホッケーのトーナメント「チーズステーキ杯」に、2年連続で参加する
のである。今年は合格者達がタックの下見に来る"ASW"と完全に日程がかぶってしまったため、学内でも「合格者達を迎えるイベントの時に在校生が
ハノーバーを離れるのはどうか」等の議論があったらしいのだが、結局去年同様2チームが出場する事になったようである。
私の方はイベント中のベビーシッターと、昨年同様「インターナショナル・ランチ」の炊き出し隊という形で参加予定。今年は「つくね」である。

4月2日(水) Korean Student Panel

今日は韓国人学生による"Student Panel"が昼休みに行なわれるというので、親子で学校へ。3月にやった日本パネルの時と同じ教室で行なわれたのだが、
今回も立ち見客が出る程の盛況ぶり。途中娘のせいで出たり入ったりしなければならなかったが、たかだか3才の子が1時間近く声もたてずに静かにしていて
くれたのだから、上出来である。
パネル後にタックの食堂で遅めのランチを食べた後は、ダンナの用事が終わるまでの間娘とロビーで時間をつぶす。通りがかった学生達は皆、普段はあまり
見かける事のない小さな子供に笑いかけたり声をかけたりして去っていく。イベント以外の時は子供連れで構内に入る事に多少の肩身の狭さを感じてしまう
のだが、タックにはそれを和らげてくれるような暖かい雰囲気がある。

用事を終えたダンナは娘を連れて帰宅、私は"Marketing Topics"を聴講。途中、学生の質問がきっかけで教授の話が脱線し、話の内容が分からなくなった
しばらくの間、不覚にも強烈な眠気に襲われる。マーケティング知識のなさ、ヒヤリング力のなさ、ボキャブラリーのなさに、ギリシャ系教授の独特の癖のある
発音が加わると四重苦。聴講し始めの嬉しさが落ちついてくると、今度は自分の力のなさに落ち込むのであった。

4月1日(火) 久しぶりのお茶会

昨日に引き続き朝一の"Top Management Team"を聴講。学校に向かう車の中でダンナは「早くミニコース終わってくれないかな。」と一言。
送迎お疲れ様です。あと5回頑張りましょう。

今日はあるドイツの企業のケースを扱ったのだが、教授が「さて、翌日に両氏がコーヒーを飲みながら交わした会話を想像してみようか。あのドイツの"thick"で
"lousy"なコーヒーを飲みながらね。」と言ったところで学生達がドッと笑う。彼らはやはりアメリカのコーヒーを美味しいと思っているようである。
こちらに来てから気付いた事だが、日本の喫茶店によくある「アメリカン」はこちらのコーヒーよりも大分濃い。そう、アメリカのコーヒーは本当にうすーいのである。
なんにでもフレーバーをつけたがる彼らなので、スーパーで買えるコーヒー豆にはバニラやキャラメル、チョコレートやヘーゼルナッツ等、様々なフレーバーコーヒー
が揃っている。薄いコーヒーに別の香りをつけて飲むなんて、本当はコーヒーが嫌いなんじゃ?(そういう私も最近はヘーゼルナッツフレーバーを買っていたりする
んですけどね)

授業後に娘とウェストレバノンでいくつか所用を終えて昼過ぎに自宅に戻ると、Gabiからランチのお誘いのメッセージが入っていたので1時にタウンハウスへ。
モニカにクラウディア、EちゃんママにK君ママといういつものメンバーに1年生のラテン系ママのマリア・ホセが加わり、我が家と対して変らない広さの家の中は
大賑わいである。3種類のキッシュにサラダ、食後にはコーヒーとケーキまで頂き、久しぶりのおしゃべりタイムを満喫する。

夕方自宅に戻ってまもなく娘が夕寝に入ったので、ここぞとばかりに明日の予習。今日はダンナは深夜まで授業(月・火だけに授業を固めて週休5日に
したかわり、その2日間はえらいハードスケジュールである)があるため、夕食も学校で済ませてくる予定。健康面や経済面を考えると基本的には自宅で
食べて欲しいのだが、自分が忙しい時は「ラッキー!」というのが本音なのである。

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