Family Report 家族も元気にやっています!        ホームへ戻る

このコーナーの登場人物: 多分圧倒的に娘の登場回数が多くなるでしょう(親バカの鏡!)が。。。

   ☆ ダンナ:  2001年9月より、アメリカのニューハンプシャー(NH)州ダートマス大学における2年間のMBA(経営学修士)コースに入学。
           好きなものは昼寝、飲み会、阪神タイガース、犬。本人も犬型なのか、匂いにはうるさい。

   ☆ 娘:    もえちゃん。1999年5月生まれ。おしゃま、おしゃべり、人なつこい。すこぶる慎重派で超偏食。
           好きなものは「ねんね」、「ぬーぐー」(牛乳)、「おちょもだち」(赤ちゃんから思春期ぐらいの子まで、実に範囲が広い)、 
           お金(スーパーで財布を取り出すたびに「おかねぇ〜!!」と叫ばれるのはかなり恥ずかしい。アメリカに引っ越してきて
           良かった?)、歌うこと、踊ること、おままごと、等。。。。

 

◆◆◆2002年7月〜12月末◆◆◆

誉め上手?

食事中の娘の最近の口癖は「これ、ままがつくったんだあ。すごいねえ。ままのつくったおりょーりはほんとうにおいしいねえ。」。
もちろん偏食は相変わらずなので、娘専用の実に限定された「定番料理」を食べている時の台詞である。気分がいいので普段はそのままに
しているのだが、お客様のある時に言われると赤面もの。しらすご飯を「おりょーり」と言われても。。。

正義の味方

日の長い夏の間、家に帰らせるために「暗くなって公園で遊んでいたらこわい人に連れていかれるよ。」と言い聞かせていた娘。最近でも時々
外を見て「おそとくらくなったねえ。こわいひと、こない?」と聞いてくる事がある(12月の今では5時にはもう真っ暗)。
「こわいひと、おうちにはいってくるかなあ。」と聞かれて「大丈夫、入って来たらママがえいってやっつけてあげるよ。」と言うと、「もえちゃん、
そふぁーのうしろにかくれてるよ。」。
「あれ?パワーレンジャーになって悪い人をやっつけてくれるんじゃないの?」と聞くと「ままがしんだらもえちゃんがたすけてあげる。」
死ぬ前に助けてくれよ。

しっかり者

ベビーシャワー用にカードと風船(アメリカには誕生日やベビーシャワー等、用途別の可愛い柄のヘリウム風船がある。さすがパーティー大国!)を買いに
行った時の事。店にはカードがなかったため、開け閉めするドアからは一番遠い娘のシートのあたりに風船を浮かべた状態で別の店へ。
やっと全てがそろって「さあ、急いで帰らなきゃ!」と、娘をシートに座らせる前に車のエンジンをかけていると後ろの方からガサガサっと風船の音。「えっ?」と
ふりかえると風船の姿がどこにもなく、後部座席の娘が目をまんまるく見開きながら私を見ている。外を見上げると既に空高く飛んでいった風船が。。。
娘をガンガン怒鳴りつけながら急いでパーティーストアに引き返して同じ物を購入。娘はしばらくの間、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら大泣きしていたが、
我が家が近づく頃には「えへ。」と、きたない顔のままでお愛想笑いをしているので、つい吹き出しつつ「そんな顔したってハロウィンのキャンディーはあげない
からね!(風船を飛ばす前に約束していた)」とあきれながら自宅に戻った。
車を降りようと運転席のドアを開けた瞬間、入ってきた風でツツ。。。とドア近くまで風船が出てきたのを間一髪でキャッチした瞬間、いやーな予感。
自宅に戻ってから娘をひざの上にのせ、「ねえ、もえちゃん、さっき風船をえいってお外に押した?」「ううん、もえちゃんおしてないよ。」「じゃあ、もえちゃんの
お席の窓をあけて風船をお外に出した?」「ううん、もえちゃんまどあけてないよ。」。。。おそるおそる最後の質問。「じゃあ、風船はどうしてお外にでちゃった
んだろう?」「かぜさんがね、ふうせんをふーっておしていったんだよ。ふうせんとかぜさん、わるいねぇ〜。」。。。
ひえぇぇ〜、もえちゃん、ごめんよぉ〜!!!
娘を抱きしめながら謝り続ける母。娘の返事は「はろうぃんのきゃんでぃー。。。」であった。

大人な会話

Eちゃん宅に遊びにいった時の子供達の会話。Eちゃんのお部屋を見た娘:「Eちゃんは1人でねてるの?」。Eちゃん:「そうだよ。Eちゃんはじぶんのべっどでねる
んだよ。」。娘:「Eちゃんすごいねー。もえちゃんはままとぱぱとねんねしてるんだあ。ひとりでねるの、こわくない?」。Eちゃん:「ぜんぜんこわくないよ。ままとぱぱ
のおへやもすぐちかくだからね。」。娘(心底感心した様子で):「ふーん、Eちゃんえらいねー。」
Eちゃんママ曰く「うそばっかり。いつも夜中に私達のベッドに入ってくるよ。」。見栄をはる心理やちゃんと筋道だった会話を交わしている2人の様子、そしてその
会話の内容のギャップが笑える2人のおしゃべりであった。

パパは。。。

夜遅くに電話が鳴った。いつものようにとなりの部屋にすっとんでいく娘。しばらく耳をすましていると何やら英語で受け答えしている。相手に「パパはいる?」
と聞かれたようで"だでぃー いず すぬーぴー。"と答える娘。なるほどダンナはソファーで仮眠中であった。
(しかしダンナがスヌーピーになった姿というのは想像してみるとかなり笑えるのであった。細くて目尻が下がり気味の目は結構似てたりして。それにしても娘の
ヒヤリング力は相変わらず「難あり」だなあ。。。)。

呼び捨て

最近、娘は人の名前を呼び捨てで呼ぶようになった。どうやら英語で話しているのを聞き慣れてしまったらしい。前は「Mこおねーちゃん!」と可愛らしく呼んで
いたのに、今では「Mこぉ〜!」である。声までふてぶてしく聞こえるようになったのは気のせいかしらん。

口癖

「まま、ぶたにならないで!」が最近の娘の口癖。初めて聞いた時はギョッとしたが、どうやら「千と千尋の神隠し」のビデオの影響らしい。
甘えたモードの時に言われる事が多いのだが、食事前に言われたりすると「もしかして深い意味でもあるのか?」とつい勘ぐってみたり。
せっせとジムに通う母であった。

◆◆◆2002年1月〜6月末◆◆◆

飴とムチ?

ちょっとした不注意で擦り傷をつくった時、「いたっ!」と叫んだ私に、娘がすっ飛んできて「まま、だいじょーぶ?」と聞いた。我が子ながらなんて優しいんだろう、
と嬉しくなり「心配してくれてありがとうね。だいじょうぶだよ。」と答えると、「もぉ〜きをつけなよぉ〜!」と冷たい一言。あんまりじゃない?

日本語と英語の違い

りんごの事を「あっぽー」と発音する娘に「もえちゃん、いちごは英語でなんていうの?」と聞くと、しばらく考え込んだ末に、自信がなさそうな小さな声で
「いっち〜ごぅ。。。」と答えた。英語と日本語の発音の違いだけは実に的確に理解しているようである。

どこかで聞いた台詞

自分で絵本を読んでいた(読んでいたといっても耳で覚えているだけ)娘が、「まま、「もういっかいよんで」っていって。」としつこく言うので、「もえちゃん、もう1回
読んで。」と言ってあげると、うるさそうに「またぁ〜?もうよんだでしょ?しかたないなあ。もういっかいだけからね!」と答えた娘。こりゃ一本とられました。
(「まま、いーこだから○○もってきて」と言われた時もびっくり。育児は我が身を反省させられる日々の連続でござる。。。)

年齢観

3才の誕生日を迎えて以来、娘の口癖は「さんさいだからさ。」である。「もえちゃん、○○できるんだよ。さんさいだからさ。」という感じ。「もえちゃん、にさいの
ときはだめっていうけど、さんさいになったらどーぞっていうんだよ。」と言ってお菓子をわけてくれたりする一方で、「もえちゃん、まだできない。さんさいだからさ。」
と言う事もある。運転や料理等、私が「大きくなったらね。」と説明している行為に対してである。「さんさいだとできないけど、こーなったら(といって指を5本
出す)できるんだよねー」。娘によると5才は大人らしい。じゃあ、4才は?

ヤンキー?

最近、けんかの絶えないEちゃんと娘。渡米してすぐの頃は、4ヶ月年上のEちゃんにいいくるめられては大人しくおもちゃをまきあげられていた娘だが、今では
すっかりたくましく(?)なり、頑なにおもちゃにしがみついてはEちゃんを泣かすようになった。
例によっておもちゃの取り合いが始まった夕方。Eちゃんがおもちゃをしっかりと握りしめ、おびえたような声を出しながら後ずさりして台所に入ってきた。見ると
そのすぐ後ろから娘がついてくる。あごをあげてEちゃんを見下ろすように(ちなみに娘はEちゃんよりも小さい)ひたとにらみつけながら、ゆっくりと1歩ずつ近づいて
くる娘。おなかを突き出し、肩をいからせながら黙ってずん、ずんと近づいてくるその姿は、親の私から見ても恐ろしいのであった。ごめんね、Eちゃん。

時間の観念

用事で日本に帰国中のダンナに電話。それがきっかけで、娘が一日中、「ぱぱにあいにいく。」と言い続ける。「ぱぱもーすぐかえってくる?」と聞かれて
「たくさんねんねして、たくさんおっきしたらもえちゃんがパパの所に行けるよ。」と言うと、昼寝から起きた途端に「ぱぱのところにいこーか。」ときた。
現在、過去の事は全て「さっき」で話す娘。記憶力だけは抜群に良いので、「さっき・・・っていったでしょ」と半年前の事を言われたりすると、なんの話だか
理解してあげるのに非常に苦労するのである。そろそろ時間の観念を教え込まなきゃ。

E-カラ

先日、我が家で初めてE−カラナイトをして以来、娘はすっかりカラオケのとりこである。
NHKの「かっぱなに様」という歌が特にお気に入りで、私が「はっぱ」と言っても「かっぱ?かっぱなにさま?」と、聞き間違えるほど。
キッズソングの入った採点付きカートリッジをセットしてあげると、かっぱの歌を何度も繰り返し歌い続けるのである。歌っている途中でマイクをポンポンと手で
たたいて調子を確認するしぐさも、E−カラをテレビにセットする手順もすっかり手馴れてしまった娘。そして歌の終了後に表示される点数も着実に上がって
来ている。親としては娘の努力のたまものと喜ぶべき、なのかなあ。。。

外出 その三

スペイン語レッスンのある朝、娘は起きているのにダンナが相変わらず起きてくれないので仕方なく「もえちゃん、ママ痛い痛い注射に行ってくるね。すぐ帰って
くるからテレビを見ながら待っててくれる?」と娘をリビングに置いたまま家を出ていった。レッスンが終わってから急いで自宅に戻ると、出る時と同じくちんまりと
ソファーに座ってテレビを見ていた娘。「あ、まま、おかえりー。もえちゃんいいこにまってたよ。でんわかかってきたの。」と言う。
ダンナが起きてきてから確認すると、娘はクラスメートからの電話に「ままちゅうしゃ。ぱぱねんね。」と答え、ちゃんとダンナを起こしにきたそうだ。
誰かうちの娘を秘書として雇ってくれませんか?いい仕事しまっせ。

Party Animal

こちらに来て以来、Tuck Tailsや各種Potluck Party等、すっかりパーティーが気に入ってしまった娘。ASW期間中、我が家に泊っていたVijayとSangeeta
が出かけるたびに、「びじぇーとさんぎーた、ぱーちーにいくの?もえちゃんもいく!」と叫び続けるので彼らも苦笑。申し訳なさそうに出ていくのであった。

天然イヤミ

お隣のM子お姉さんがうちに遊びに来て、ちょっとした用事でいったん自宅に戻った時。出たがりの娘は靴をはいて後をついていった。Iさん宅のドアの前は
まだ雪かきを終わっていなかったらしく、娘はお姉ちゃんに対して一言:「すべるね。」
(いつもだったら、その後に「もえちゃんのおうちはすべらないけどね」と続くところだが、Iさんによるとその台詞はなかったらしい。友達いなくなるぞ。)

遊び?

台所の後片付けをしている時に娘があれこれと要求してくるので、「もえちゃん、ママ今お仕事してるからパパに言って。」と娘を追い返した。「でもぱぱ、ぱしょ
こんでおしごとしてるよ」と言うので、メールでも書いてるんだろうと「パパはパソコンで遊んでるだけなの。ママはもっと大事なお仕事してるから、パパに言って。」と
再び追い返した。以来、書斎で勉強していても「ぱぱ、あそんでるの?」と聞かれるようになったダンナである。

不幸せ

朝からバタバタと忙しく、昼すぎにやっと遅いブランチにありついた日。思わず「おなかいっぱい。あー、しあわせ。」と言ったところ、娘はしばらく考え込んだ末に、
「もえちゃん、まだしあわせじゃないよ。まだのこってるからね。」
満腹感以外にももっと色んな「しあわせ」がある事を教えてあげなきゃ、と反省した母であった。

ミュール

ONE DOLLAR SHOPで子供用のミュールを見つけて思わず買ってあげてしまった。以前別のお店で娘が「これ、かって!」と大騒ぎした事があったからだ。
自宅に戻ってからミュールを顔の横に持ち上げ、鏡を覗いてにこ〜ぉっと嬉しそうな娘(しかし、女の子のお洒落好きは一体、DNAに刷り込まれているんで
しょうか。私はそれほどお洒落心もないし、教えた記憶もないのですが)。そのうちダンナのサングラスも発見。
しばらくすると、サングラスをかけ、ミュールをはいてダンナの車のキーをチャラチャラと片手に持った娘が「ただいまぁ〜」と台所に入ってきた。
どこで覚えたの、それは一体。

おはじき

ダンナの友人が娘に、と送ってくれたおはじき。先日娘とダンナが遊んでいて、私がそれをうっかり「ビー玉」と教えていたのが発覚してしまった。
以来、娘はおはじきで遊ぶ度に私のところに来るようになった。「まま、これおはじきよ。お・は・じ・き。びーだまじゃないって、ぱぱが。ままはびーだまっていった
けどね−。ままがまちがえちゃったんだよねえ。おはじきなのにねえ。。。」もうわかったよ、ママが悪かったってば。

口癖

最近の娘の口癖は「なんで?」、「いや。」、「だってもえちゃん。。。(ブツブツと口ごたえが続く)」である。「魔の3歳児」への準備は万端?

ねぼけ癖

娘は夜中に起きる事はめったにない。その娘が熱っぽい日々が続き、夜中に何度も起きるようになった。「わぁーん!」と泣き声が聞こえて寝室に行くと、
ベッドの上に座って手をたたきながら大泣きしていたり(君はシンバルお猿のおもちゃか?)、「あれ、とってぇ〜!」とあらぬ方を指差して泣いていたり。
先日、夜中に起きた娘にお茶をあげに行ったダンナ、しばらくすると「わぁ〜っ!」と叫び声。なんとコップを受け取った娘は、ちゅくちゅくとうがいをし、ぺっ、と
ベッドに吐き出したらしい。寝ていても何かしらやらかしてくれる娘である。

どっちが正解?

娘のお友達のNちゃんは風船の事を「ぼーちん」と呼ぶ(Nちゃんママによると、帽子やボールも同じ「ぼーちん」だそうだ)。
先日、Nちゃんと遊んだ娘はその呼び方が納得できないらしく、家にもどってきてからも「ぼーちんっていってたねえ。」と繰り返し私に訴える。「もえちゃんは
「ふーふぇん」っていうのにねぇ。。。」あんたも間違ってるよ。
(ちなみに、娘はNちゃんの事を「あのおとこのこ」と言っていた(ごめんね、Nちゃん)。でもダンナは去年Nちゃん一家に夕食をご馳走になった時、初対面では
なかったのにNちゃんを「ぼくちゃん」扱いしたそうだ。この父にしてこの娘あり。)

外出 そのニ

スペイン語のレッスンに行くために朝7時頃に起きた私。こちらにきてから実に理想的な生活パターンを送っている娘も、やはり寝ていてはくれなかった。
どうしようかなーと考えた末に、「もえちゃん、ままもうすぐちくんちくんの注射をしてもらいにいってくるね。もえちゃんもいく?」と聞いてみた。しばらく黙り込んだ
娘は「ううん、もえちゃんおうちでまってるね。パパといいこいいこしてまってる。」。やったー!当分はこの手でいこうっと。
でも「ままがかえってきたらもえちゃんのぎゅーにゅーあげるよ。そしたらいたくないよ。」と言ってくれる心優しい娘に、ちょっと良心の痛む母であった。

外出

パジャマ・パーティーに行くために、家を出るのは大変。娘が寝室で寝はじめたので「じゃ、いってくる?」「うん」の会話を交わしたダンナと私。仕度をしていると
なんと娘が足元まで来ている。「あれ、ままどっかいくの?」「ち、ちがうよ、もえちゃん。ままといれにいくっていったのよ。」と苦し紛れにトイレにいく私。娘はとことこ
リビングに行き、「あれ、ままのこーとがここにあるよ。」がーん!なぜ子供ってこんな時ばっかり鋭いんでしょうねー。「あれー、おかしいなー。なんでだろうねえ。
ナイナイしようねえー。」と、コートを一旦しまう。しばらく疑いの眼で見ていた娘が再び寝室で寝はじめたのを見計らって、急いで家の外に飛び出す。
30分ほどで帰ってきてみると、ダンナと娘はリビングに。「もえちゃん、泣いた?」「うん、ちょっとね。「ままぁー、はなみずでたー!はなみずぅー!」って。」
鼻水ぐらい、パパにふいてもらいなさいっ!

仮病

再渡米直後に高熱を出して10日近く寝込んでいた娘には悪癖が出来た。もうあるきたくない、という時に、おもむろに立ち止まって「げほっ。。。げほっ!」と、
咳をし始めるのである。高熱が下がってからも苦しそうな咳だけはかなり後を引き、咳き込みながら「もう、いやっ!」と泣いていた娘。それが今では。。。
そのままほおっておくと、気がついたら「げほっ!げぇ〜ほぉっっ!」と地べたに倒れている。周りの冷たい視線を感じながら(この町は本当に子供を大事に
します)、娘をかかえて逃げるようにその場を離れる母。これこそ「転んでもタダでは起きない」娘である。

大変?

再渡米してダンナの日常をHPではなく、実際に目の当たりにしている今日この頃。日本からアプリカントが来るといってクラスメート達と外食し、
アイビーリーグのアイスホッケーを2夜連続で観戦し、ホッケーの練習があるといって深夜に出かける。日中は大学で勉強している(らしい)が、自宅にいる時は
食べているか寝ているか。私と娘の就寝後に書斎にこもり、明け方になってはじめて寝室に戻ってくるが、朝キッチンに行くと空のビール瓶が一本。
MBA留学をお考えの皆様、現役生は結構楽しそうな生活をしているようです。

初恋・その後

最近、再渡米した娘には、初恋の君であるT氏からしょっちゅう電話がかかってきているようである。おもちゃの受話器を耳に当てながら、「あ、Tさん?」
去年は「Tちゃんのおにーちゃん」だったのに、いつの間にか呼び方まで大人びて来ている。「。。。うん。。。うん。。。ぱぱいまどこ?あー、がっこうかぁ〜。
あははは。。。」もえちゃん、君とそんな会話をしてる程T氏はヒマじゃないと思うよ。。。

トイレ・トーク

「大」の時は全部出しきるまでに時間のかかる娘。その間、便器の前にしゃがみこんで待つ母はひたすら娘のおしゃべりにつきあわされる。
「さっち(さっき)ねぇ、ままがねー。。。えーと。。。ん!んんっ!ざっぢでぇ、ばばがでー。。。」
頼むからしゃべるか力むか、どっちかにしてくだしゃい。。。

カップラーメン

夕食の仕度をしていると、どうしもカップラーメンが食べたいと騒ぎ出した娘。仕方ないのでお湯をわかす。たった3分の間に娘はなんと熟睡してしまった。
起こそうとすると「らーめん、いらない!」とかえって怒られる始末。もったいないので台所で料理をしながら、たいして美味しくもないコンソメ味カップラーメンを
立ち食いするハメになった。中途半端にお腹がいっぱいになっちゃってもう夕食なんて食べる気がしないよ。。。
しばらくしてムクッと起きた娘は「あれ、らーめんは?」。ええかげんにせいっ!

ずぼら

体調も快復し、久しぶりにお友達に会える事になった娘。しかし熱を出して以来、なんと1週間近くお風呂に入っていない。せめて髪の毛を綺麗にして
あげようと、くしを持ってきて「もえちゃん、髪の毛きれいきれいしよっか。お友達にもえちゃんの髪の毛変だよ―ってわらわれるよ。」と言うと、「そうしたら、
えへへ、ぽりぽりっていうよ。」と頭をかく娘。それは一体、言い訳になってるの?

◆◆◆2001年8月〜12月末◆◆◆

からかい上手

年末にダンナの両親と温泉旅行に行った先での事。義父が夕食後にかばんの中からみかんを取り出した。「あ、みかんだ、みかん!」娘は嬉しそう。
冗談の好きな義父は「これはみかんじゃないよ。これはバナナ。これはりんご。これはキウイ。。。」と、次々とみかんを目の前に並べる。
いつもだったら「ちがうよ、じーじ。こればななじゃないよ。みかんよ、みかん!」と、非常に几帳面に訂正するはずなのに、しばらく黙って義父の説明を聞くと、
ニコニコしながら「そっかー、ばななかぁー。」と答えた。なかなか冗談のわかる娘だと、一同感心。
しばらくして「じゃあ、みんなでみかんをたべようか。」と言うと、「はい、ばーば!はい、ぱーぱ!はい、まーま!これ、もえちゃん。」と、娘がみかんを配った。
みかんのまわってこない義父が、「あれ?まだみかんをもらってない人がいるなあ。誰かなあ。」というと、娘はすました顔で「これ、ばななよ。ば、な、な!」。
現在わずか2歳7ヶ月。もえちゃん、おそるべし。

自覚

リュウにお菓子(もちろん犬用)をあげるのが大好きな娘。最近ではちょっと目を離すと、1人で箱からえさを出して「リュウたん、リュウたん」とあげている。
愛犬の健康管理にうるさい妹が「こらぁ!もえちゃん!」とどなると、シャキっとおすわりしてうなだれているのはリュウ(「こらぁ!」といえば自分だと思っている
らしい)。娘はというと、リュウの頭をなでながら「よしよし、リュウたん、だいじょーぶ?」となぐさめている。
あんただよ、怒られているのは。

借り物

最近着るものにも好みがはっきりしてきた娘は、着たくないものに対して「こえ、もえちゃんのじゃないねえ。こえ、パパ(ママ)のよ!」と言う。
13.5cmのくつに90cmのシャツ。。。そんな訳ないでしょーが。

下等動物?

トイレ・トレーニングが終了間近の娘。オムツの頃は毎日「こっこ」をしていたのに、パンツになった今は2,3日に1度ぐらいのペースで便秘気味である。しばらく
出てないな、という時はなんとなく食欲も散漫だが、いったん数日分のてんこもり「こっこ」が出た後はびっくりするぐらい良く食べるのである。
「いくらお腹が小さいとはいっても、わかりやす過ぎるよね〜。」と言うと、「下等動物ほど、胃と腸が直結してるんだ」とじーじ。
孫を下等動物呼ばわりするんじゃないっ!

誰?

実家に居候するようになって以来、娘が私の呼び方を使い分けるようになった。普段は「ままぁ〜」、または「おかあしゃーん」だが、何度呼んでも返事をして
もらえないと最後には「まっこぉ〜!」なのだ。そしてその効果は抜群である。呼び捨てにするな、呼び捨てに!

恋敵

娘に強力なライバルが出現した。4ヶ月年上の「えみりちゃん」である。えみりちゃんは娘以上におてんばで積極的。アメリカ経験も長く、既に相手によって
英語と日本語を使い分けている。そんなえみりちゃんもどうやらT氏がお気に入りらしい。外では「おいで、おいで!」と自分の散歩につきあわせ、家の中では
T氏の首に飛びつくえみりちゃん。T氏の膝の上に座ってシャボン玉遊びをするのがせいいっぱいの娘は、呆然としてながめているだけである。
これから3ヶ月間の一時帰国。娘の失恋も時間の問題かなあ。。。

ノゾキ

アメリカのトイレの扉と壁は防犯のため膝下までしかなく、外から足が丸見えである。私としてはなんとなく落ち着かなくて好きになれないが、娘には珍しい
らしく一緒にトイレに入っていると、隣の人の足を指差しながら「あっ、しーしーしてう!」と叫ぶ。
ある時手洗い後、娘の方を振り向いてびっくり。床にベタッとうつぶせになり、足が見えている個室の中を覗きこんでいるのだった。中の人はもっとびっくりした
らしく、なんとも形容しがたい奇声をあげたので、思わず娘を抱き上げてそのまま逃げてしまった。

初恋?

こちらに来てから、娘にはお気に入りの「おにいちゃん」ができた。ダンナの日本人クラスメートのT氏である。はじめて会ったその日から「これ、おにいちゃんよ、
おにいちゃん。」と指差し確認し、家に帰ってからは「おにいちゃんとあそんだねー」と思い出にひたり、出かける時には「おにいちゃん、くう?」てなもんである。
後からお知り合いになった他の日本人クラスメートも「おにいちゃん」と呼ぶのだが、T氏は依然として「別格」らしい。

本番のオリエンテーション時に配られた全クラスメートの写真入り名簿を見ていた時、逆さまに覗き込んでいた娘が「あっ、おにーちゃん!」と、見開きに30人
近くの顔写真がある中からページをめくった瞬間に見つけだした。
そのくせ、眼鏡だけが共通点の韓国人の写真をみて「あっ、パパいたねー」と、ニコニコ顔。深く傷つくダンナであった。

カツラ

ダンナはカツラを持っている。渡米直前に所属部署の先輩より頂いた、金髪のカツラである。送別会で進呈され、その日はかぶったまま電車で帰ってきた。
「誰も何も言わないんだよ。結構なじんじゃってるのかな。」(それはこわくて言えないんじゃ。。。)しかし先日、早速カツラをかぶって大学前で写真を撮って
いると、子供を連れたお母さんに「あらまあ、あの人を見てごらんよ!」と、指をさして笑われる。やはり分かる人には分かるらしい(当たり前だって)。

ちなみにその夜のパーティーに参加していた子供にかぶってもらうと、「ヅラ」とは思えないほどしっくりなじんでいた。
カツラ自体は極めて品質の高いものであるようだ。

偏食

娘の「超」偏食傾向に、多少変化が出てきた。以前は味見もしないで「あれもいや、これもいや。」だったのだが、最近ではとりあえず口に入れさせてくれる。
先日はハンバーグを「おいしいねえ。」と食べたのにびっくり(子供の好きなメニューベスト3なのに食べなかったのだ)。
でも本人は「これ、ころっけよ。」と言う(コロッケだけは昔からなぜか食べていた)。わけてくれたダンナの皿は「ぱぱ、はんばーぐたべてうねー。」というくせに。

左利き?

娘は手を使うようになった頃から、気がつくと左が先にでていた。以前は「もえちゃん、こっちの手で食べてください。」というと、だまって持ちかえていたのだが、
最近は左手をあげて「こっちのてよ!」と主張するようになった。利き手って生まれつきなのかな?

恥じらい

娘は未だにオムツがはずれない。が、大きい方をもよおす時だけは母の目にふれない場所まで移動して、隠れて「ふんばって」いる。こちらが匂いで気付き、
「あっ、もえちゃん、こっこしたでしょ?おむつきれいきれい、しよっか。」と言っても、しばらくは逃げ回って取りかえさせてくれないのだ。小さいながらも「恥じらい」
というものがでてきたらしい。
しかしその同じ彼女が、いざオムツを取りかえる段になると、「じゃじゃーん!」と叫びながら、実に気前良く両足を広げてくれる。子供の恥じらいって。。。?

"Sit down !"

食べながら家の中を歩きまわる娘に「ちゃんと座って食べてください!」と注意していてふと思った。家の中でも英語で話した方が早く言葉を覚えるだろう、と
(あくまでも母のわかる範囲に限るが)。ためしに英語で言ってみる。"Moe, sit down ! Sit down here, please!"
娘はきょとんとして、「しーちゃん(日本のおちょもだち)、いないよ!」。。。すいませんね、発音が悪くて。

ガッタン、ゴー

アメリカに来て以来、私とダンナのどちらかが車を運転するたびに、娘が「パパ(ママ)、ガッタンゴーしゅる?」という表現を使う事に気付いた。この言葉の出所は
日本の幼児用ビデオに入っていた歌(「電車は走るぅ〜、ガッタンゴー。。。」)である。「車を運転する」という言葉を知らない娘の苦肉の策なのだろう。我が子
の応用力に感心する母。
でも日本では長らくペーパードライバー状態が続き、必要に迫られて久しぶりに挑戦中の私は、なんとなく自分の運転を非難されている気がしてしまう。。。
考えすぎよね?

家よりマシ?

ダンナのオリエンテーションが始まってすぐの頃、日本人同級生と一緒に帰宅。オリエンテーションに参加している他の外国人の語学レベルが高くて大変
だそうだ。「ほんと、へこんじゃいますよねー。」と言った同級生(ちなみにダンナより英語力は上)に対して、うちのダンナは「本当はそう感じるべきところだと
思うんだけどさあ。大学が家に比べてあんまりにも綺麗で快適だから、「ほほぉー」なんてくつろいじゃうんだよねー。」と嬉しそうに答えているのであった。
あんた、何しに大学に行ってるの?

貯金

パソコンに没頭していると突然、「ガコン、ガコン」という音。一人で遊んでいた娘を振りかえると、床に埋めこまれているセントラル・ヒーティングの吹き出し口に、
おもちゃがわりに与えていた小銭を入れているではないか!「あぁ〜っ!だめだよお、もえちゃーん!ここに入れちゃったらもうだせないんだよお!」と思わず
大声をあげてしまったせいで、「わーん!」と泣き出した娘。そうだった、日本ではよく貯金箱に入れるのを楽しんでいた彼女だった。
でも「もえちゃん、ここにいれちゃったぁ〜!」と泣きながら報告しているのが可笑しい。最近の彼女はなんでも実況中継するのだ。食べている最中もずっと、
「もえちゃん、パンたべてうねー。まま、パンたべてう?パパ、食べてくだしゃい!」。。。ちょっとうるさい。。。

探し物

私自身はあらゆるものを決まった場所に収納するタイプである。面倒くさがりなので、探し物をしたくないのだ。しかし、子供を持つようになってからは探し物を
する事が実に増えた。娘はおもちゃ以外の物達で散々遊んだ末に、私の想像を絶するような場所にそれらを「ナイナイ」する。彼女は片付けているつもり
なので、おこる事もできない。
こちらに来て以来、なぜかお昼の食事が終わった食器をゴミ箱に捨てる癖がついた。「ポイポイ」と「ナイナイ」の違いは理解しているので、今更なぜ?と思う
のだが。もしかして。。。食事がまずかったって事。。。?

自信、それとも楽観?

ダンナの新学期は9月1日からであるが、学期前から他の日本人同級生よりも忙しい。大学側より、「英語の下手な人」用のコースと「数学のデキない人」用
の補習コースにご招待されたからだ(前者はともかく、文系にしては数学の得意な彼はアメリカ人に後者のinvitationを受けたことが非常に不本意だったよう
である)。
「数学コース」の初日の夜、すごく疲れた様子で帰宅したダンナ。「いやあ、内容はたいした事ないんだけどさあ、周りがほとんどネイティブばかりだから説明が
早くてよくわからないんだよね。。。やっぱりちょっと予習しとこうかな。。。」
あんた、ひょっとして予習しないつもりでいたの。。。?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

☆ リュウ(龍之介:りゅうのすけ): 

            実家の犬。柴犬と何か(スピッツかポメラニアンあたり)の混じった雑種。娘のことは多少軽視しているようだが、おかしを
           もらえるので「おしゅあり!」という分かりにくい命令にも大人しく従う。
           とても人懐こく、他の犬に対しても無防備にすりよっていくので、昔はよくかまれて病院沙汰に。
           首輪で繋がれたまま庭のフェンスを飛び越え、首つり死を間一髪で免れた、悪運の強い犬である。

☆ 琥姫(こひめ): 

            実家の(というより漫画家の妹の)猫。身内自慢になるが、シャムの入った白くて美しい猫である。
           基本的には妹の部屋のみで生活している。天敵は娘。追いかけまわされる日々が続くとお腹をこわしてしまう。
           これもほかの家族にはとても人懐こい。家を徘徊する自由を与えられているせいか、リュウに対して優越感をもっている(ようだ)。